1st LAMP

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LAMP
99年11月25日
唯一のインディーズでのシングル。デビュー作ではなく、99年3月のデビューアルバム『FLAME VEIN』に続く作品。唯一公式に廃盤と明記されているシングルでもあり、いつの間にかではなくインディーズ時代のアルバムをトイズファクトリーからリマスター再発させ、アルバム未収録曲が出ないように『FLAME VEIN+1』にした上で、04年に正式に廃盤になった。

当時の100位以内のランクイン記録は残っておらず、基本的に現在の熱心なファンの間でも大半がリアルタイムで知らなかった作品だったと思われる。O社の記録上181位に1週だけランクインしたことになっているが、これは03年の6thシングル『ロストマン/sailing day』初登場時に一緒にランクインしたもの。恐らく「天体観測」でのブレイク以降はじわじわ売れていたと思われるが、03年から集計が200位まで拡大したのでこのタイミングで1回だけランクインだったんだと思う。

シークレットトラック
さよならナイ

「ランプ」再生開始直後から巻き戻しして-3分45秒付近まで戻すと聞くことができる

『FLAME VEIN』同様に先頭ギャップ部分を利用した通常再生では聞くことができないという迷惑なシークレットトラックで恐らくネットも未発達な当時は存在を知らないリスナーも多かったと思われる。

疑似ライブ音源のような楽曲で歓声をバックにひたすら「さ~よならナイ♪さ~よならナイ♪」の連呼と「ジパングジパング~♪」の連呼、2パートを延々と3分30秒近く延々繰り返すロックナンバー(?)。あまりに連呼するので1回聞いただけでも完全に覚えてしまうレベル。隠しジャケットからすると“激しぶBOYS”名義の楽曲という扱いの模様。激しぶBOYSは後のアルバム『ユグドラシル』のシークレットトラックでも登場するのでメンバーの中では設定が繋がっているようだ。

ランプ

CDのタイトルは「LAMP」、歌詞カードでは「LAMP ランプ」と両方表記しているが、カタカナ表記の「ランプ」が正式表記らしく、帯と公式サイトではそうなっている。既に名曲「ガラスのブルース」が誕生していただけに最初のシングル表題曲としてはややインパクトに欠けるのも正直なところだが、自身の弱い心と向き合って勇気を振り絞って心のランプに火を灯そうとする歌詞はバンド名に込めた“弱者の反撃”を地で行く展開。じわじわと力をくれる1曲。
★★★☆☆
2ndアルバム『THE LIVING DEAD
1stベスト『BUMP OF CHICKEN Ⅰ[1999-2004]

バトルクライ

同じく「BATTLE CRY バトルクライ」と両方表記しているが、カタカナ表記が正式表記らしい。自分が戦うべき場所を見つけそこで戦っていく決意表明のようなロックナンバー。強い言葉を並べつつもかなり強がっていてこれまた”弱者の反撃”を地で行く内容。戦うべき場所は文字通りの戦場ではなく、自分が生きていくと決めた場所であればどこでも適用可能で、初期はよく学生向けと言われることも多かったBUMPだが、社会人初期の段階でも、もっと後で人生やり直した時でも響きそうな曲だ。

この曲のみアルバム未収録でシングル廃盤と同時に入手不能になってしまうことを回避するため『FLAME VEIN+1』として追加収録された。
★★★☆☆
1stアルバム04年再発盤『FLAME VEIN+1』追加収録

リトルブレイバー

『FLAME VEIN』からのシングルカット。アルバムに入ってたからなのか歌詞も非掲載。このシングル、帯以外に曲目が書いてないので、帯が無いとどこにも「リトルブレイバー」のタイトル表記すら無いということに…。

守るものがあれば勇気を出せる暴訳すぎという曲だが、ブレイバーがリトルなところはやはり”弱者の反撃”を地で行く内容。何気にサビメロの高揚感に関しては今作の3曲の中では1番高いような気がする。
★★★☆☆
1stアルバム『FLAME VEIN

シークレットトラック
さよならナイ(カラオケ)

4曲目の1分0秒から開始される。「さ~よならナイ♪さ~よならナイ♪」の連呼と「ジパングジパング~♪」の連呼をカットしたカラオケバージョン。このためひたすら演奏と歓声だけが繰り返され、これだけ聞くと一体このインスト曲は何なのかさっぱり分からない事態に…。前述のように歌入りバージョンは「ランプ」冒頭から巻き戻さないと聞けないので、これだけしか聞かなかったリスナーは確実に一定いたはず…。ていうか歌が入っても結局2パートしかないのでほとんど意味は無いけどな

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