95年2月22日
アルバム『MOTHER』からの表題曲シングルカット。C/Wには「Dejavu」のライブ音源ということで唯一の新曲の無いシングルとなった。
MOTHER
初のバラードシングル。今でこそ一般的に「I for you」の知名度が抜群に高いが、その前まではLUNA SEAのバラードの代表作というと今作だったと思わる。ギターサウンドはアコースティックギターを中心に、ヴァイオリンソロも入ってくるなど、これまでのシングルとは音使いに大きな差がみられるが、SUGIZOは元々ギターとヴァイオリンの兼任なので、今作でも普通に自分でヴァイオリンを弾いていて、今作のようなサウンドにおいてもほぼ主要な楽器は全部メンバー内で完結しているという点は大きな特色かも。
シングルを並べていくと今作だけスローテンポなのでベスト盤において特にかったるく感じてしまう事もあるが、楽曲が持つ世界観は雄大で美しい。シングルとアルバムではミックスが違うほか、一部分だけボーカルテイクが違うとされている。
★★★☆☆
4thアルバム『MOTHER』
1stベスト『SINGLES』
1stライブアルバム『NEVER SOLD OUT』(95.12.23 TOKYO DOME)
4thベスト『SLOW』
5thベスト『COMPLETE BEST』
6thベスト『COMPLETE BEST-ASIA LIMITED EDITION-』
7thベスト『25th Anniversary Ultimate Best THE ONE』
C/W Déjàvu (Live Version)
2ndアルバム『IMAGE』収録曲のライブ音源。原曲は初のPV制作楽曲でもあり、シングル化はされていないものの、収録対象になっていればベスト盤必須選曲、ライブアルバム3作皆勤という筆頭代表曲の1つ。抑えたAメロから一転してBメロ、サビで激しく盛り上がっていく構成が熱い。原曲では特にBメロ部分で激しくシャウトするような歌声に圧倒的な破壊力があった。
『PERIOD』では見事なまでに全編マイルドな河村隆一歌唱になっていて賛否を呼んだ。このためか「WISH」や「PRECIOUS…」など再録音された音源がある場合は再録音バージョンを採用した『COMPLETE BEST』『25th Anniversary Ultimate Best THE ONE』においてこの曲と「BELIEVE」は一貫して原曲で収録している。このライブバージョンは94年のものなので原曲寄りではあるが歌い方は激しいシャウトでは無くなっている。バランスとしてはこれくらいが聞きやすい。ライブならではの圧倒的な躍動感も魅力。
C/Wで唯一のライブ音源だったためか『SINGLES』で唯一ハブられてしまい、『NEVER SOLD OUT』ではもっと新しい98年のライブ音源が採用され、長らくC/Wでしか聞けないライブバージョンとなっていた。REBOOT後の2014年の『NEVER SOLD OUT 2』でまさかのこのライブ音源採用となり、ライブから20年近い年月を経て無事にアルバム初収録を果たした。
★★★★☆
3rdライブアルバム『NEVER SOLD OUT 2』(94.12.27 日本武道館)
2ndアルバム『IMAGE』(原曲)
1stライブアルバム『NEVER SOLD OUT』(98.12.10 鳥取県立県民文化会館)
2ndベスト『PERIOD~THE BEST SELECTION~』(再録音)
5thベスト『COMPLETE BEST』(原曲)
6thベスト『COMPLETE BEST-ASIA LIMITED EDITION-』(原曲)
2ndライブアルバム『LUNA SEA 3D IN LOS ANGELES』(ライブ)
7thベスト『25th Anniversary Ultimate Best THE ONE』(原曲)
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