9th STORM

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STORM
98年4月15日
97年の活動休止ソロ活動期間を経て、97年末に『SINGLES』をリリース。新作としては今作が再開作品となった。97年ボーカルRYUICHIが河村隆一として空前の大ヒットを記録し、完全にバンド人気を越えてしまっていた中で、今作もその河村隆一の本職のバンドとして新たな注目を集めた。その影響もあって1位を獲得し、唯一の70万枚越え最大ヒット作となった。これにより当時人気を二分していたGLAY、L’Arc~en~Cielと並ぶ三大ロックバンドのような扱いも一時されるようになっていた。しかしそれでも河村隆一の4シングルには及ばなかった(1番低い「Love is…」で72.5万、今作は72.0万)。

どちらかというと本来のLUNA SEAファンがRYUICHIの河村隆一化、RYUICHIに戻り切れていない事に違和感を抱いていたというのが当時の実際のところだったようだ。

STORM

まさにバンド復活!といった感じの高揚感溢れるロックナンバー。イントロの瞬間からバンドが再び始まる感じがする。河村隆一から入ってLUNA SEAを知らなかった当時は『SINGLES』でLUNA SEAを聞いたばかりだったので、これがリアルタイム初LUNA SEA(といっても当時はTVで見ていただけで実際に聞いたのはアルバム『SHINE』)。“河村隆一の所属するロックバンド”として普通に聞きやすくてカッコいいなと思っていて本来のファンほど違和感は無かった。また高音が無理めな河村隆一と違ってLUNA SEAだとキーが低くて歌える!ということでやたらみんなカラオケで歌っていた。

ただそれでも『SINGLES』で聞いた曲たちに比べると少し違う感じはあった。これは個人的には好意的に受け止めていたし、中学2年生当時の周囲も同様だったが後で随分と賛否があったことを知った。まあそんな中学生にわかリスナーでも以前とは少し違うと感じたくらいには確かな変化があったわけで、元々のLUNA SEAリスナーにしてみれば受け入れがたい部分が生じてきたりするのも分からなくもない。歌詞とかなんかけっこうキラキラまではいかないけど妙に希望に満ちていてJ-POP的だったりもする。この点は次回作の方がより顕著か。
★★★★☆
6thアルバム『SHINE
1stライブアルバム『NEVER SOLD OUT』(98.12.23 TOKYO DOME)
2ndベスト『PERIOD~THE BEST SELECTION~
5thベスト『COMPLETE BEST
6thベスト『COMPLETE BEST-ASIA LIMITED EDITION-
2ndライブアルバム『LUNA SEA 3D IN LOS ANGELES』(ライブ)
7thベスト『25th Anniversary Ultimate Best THE ONE

C/W この世界の果てで

終幕前までの唯一の日本語タイトル作品(復活後でも「乱」のみ)。分かりやすくキャッチーな側面の強い「STORM」に対して、非キャッチーで重めのミディアム。こちらの方が今までのLUNA SEAに近いところがあり、相変わらずアレンジには凝っていて聞きごたえはあるが印象はあまり強くは無い。
★★★☆☆
3rdベスト『another side of SINGLES Ⅱ

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