きみと恋のままで終われないいつも夢のままじゃいられない/薔薇色の人生 /倉木麻衣

2019年3月発売

2019.04.272019.06.04

2019年3月20日
初登場4位　売上3.6万枚

初回盤Aは「きみと恋のままで終われないいつも夢のままじゃいられない」MV収録のDVD付。
初回盤Bは曲順を入れ替えて「薔薇色の人生」が1曲目、「薔薇色の人生」MV収録のDVD付。
名探偵コナン盤はCDはAと同じ、コナン特典映像を収録のDVD付。
通常盤は「きみと恋のままで終われないいつも夢のままじゃいられない～TinyVoice Remix～」追加収録。

2曲とも相次いで1月にTVサイズで先行配信されていた。

1.きみと恋のままで終われないいつも夢のままじゃいられない

作編曲は中村泰輔。アニメ『名探偵コナン』ED。京都とか紅とか和風テイストとかやや二番煎じ感が漂うが、連載1000話記念作にして新一が登場しての修学旅行でのエピソードを描いた原作でも重要な『紅の修学旅行』をアニメ化の際も大々的に1時間SPの2週連続で放送。この話以降もそのままEDとして継続使用されたものの、『紅の修学旅行』主題歌というのを念頭に今作が制作されたため、歌詞に京都や紅などが出てきていてタイアップに忠実に合わせただけっぽい。まあ昨年のミニアルバムも明らかな便乗作だったので好評だった渡月橋路線は相当意識しているっぽいけど…。

やたら長いタイトルだが、いい感じにメロディーに乗っていて1サビで2回も繰り返されるため、割とタイトルも曲も流れるように耳に残りやすい。なんだかんだ新たな必殺路線としてこれぞ倉木麻衣になった感じはある。
★★★★☆

2.薔薇色の人生

作編曲は徳永暁人。アニメ『名探偵コナン』OP。ややレトロなアッパーチューン。元々作風が広い徳永暁人だが、渡月橋作者が渡月橋路線の曲を書くんじゃなくて全く違う曲調を見せてくる辺りはさすが。渡月橋フィーバー以前からややはじけ気味の方向性をやるようになっていたけど今作はどっちかというとそっち寄り。歌詞に大量に過去のコナンタイアップ楽曲のタイトルが盛り込まれているのがポイント。コナン主題歌集をギネス記録取ってアルバムでまとめてしまった後にやるよりもあのタイミングでやった方が集大成感あったのに…。ただこのタイミングで集大成っぽい過去タイトル盛り込み歌詞を書いた挙句に、次のアルバムタイトルが『Let’s GOAL！～薔薇色の人生～』という締めみたいな感じになっているのが少し気になる。
★★★☆☆