2作連続でドキュメント系の特典映像が続いたので、個人PVの収録は1年ぶりとなった。
いつも通りにあいうえお順+4種に振り分け、加えて3期生はその後に割り振られている。
3期生にとっては初の個人PV。
2期生はセット扱いが続いたがこちらでもその反省を生かしているようだ。
Type-A
3.北野日奈子
最高のガッツポーズをするために、5つのミッションを連続成功させるというチャレンジ企画モノ。20歳になってもあまりそうは見えない明るく良くも悪くも素直なノリが好印象。
★★★★☆
4.斎藤ちはる
ひたすらリボンをクルクルしながら部屋や町中を歩き回り、斎藤リボンのテーマ曲みたいなポップナンバーを歌うというPV。妙に80年代アイドルっぽい無理やりな感じがちょい微妙。
★★★☆☆
5.佐々木琴子
クイズに挑む内容だが本人に有利な設定、ユルユル、グダグダな設定…と意図的にユルさ全開にした内容。本人のテンション上昇スイッチが独特かつ通常モードのリアクションに乏しいだけに「琴子とコント」というタイトルながらコントと言えるほど振り切った感じは無いし、スタッフもめっちゃ気を遣った感じ。まあそれでもとにかくかわいいからOKというのが魅力なのか。
★★★☆☆
6.高山一実
登山するというバラエティ番組風だが、山に潜む神の逆鱗に触れたのか怪奇現象が起きていくというドラマ。途中まではいい感じに怖くなってくるのだが丸投げのようなオチが…。
★★★☆☆
7.寺田蘭世
フリーマーケットでのロンゲおっさんとの会話劇。独特の2人の間が面白い。寺田蘭世もなんか独特の挙動や間があってその持ち味が今までで1番良く出たんじゃないだろうか。予告編は「おまけ」と称した完全な未公開映像。
★★★★★
8.西野七瀬
生まれつき猫耳の生えていていじめられた経験もあるのでみんなと距離を置いていた西野七瀬が映画部の撮影に誘われて青春を謳歌していくドラマモノ。イメージ通りの良作。途中で入る派手なCGバトルは以前も別の作品でこんなことをやっていたと思うので監督の作風だろう。
★★★★☆
9.松村沙友理
『教習所で見せられる保険加入のビデオ』という教習所風のわざとらしい保険に入っておけば良かったビデオ。わざとらしくなってしまう松村の演技もこういう設定でやると笑いに変わるからさすが。
★★★★☆
10.和田まあや
高校卒業に合わせた真面目なドキュメントモノ。この人は割とのほほんとした側面を出してきて真面目な側面はあまり表に出してこないイメージがあったので今回普通の内容なのが逆に驚き。
★★★☆☆
11.岩本蓮加
れんたんを連呼する駄菓子屋コントムービー。世界観が幼すぎる気がするがこういうキャラなのか、キャラが定まってないので監督がアイドルっぽくしたらこうなったのか。新たな最年少がこの子らしいので最年少らしくていいか。
★★★☆☆
12.梅澤美波
変な人形との会話劇を連射動画で撮影してそれを後で見るという内容。『はじめての個人PVを見る日』というタイトルに即したその部分が予告編の方が長いっていう…。
★★★☆☆
13.久保史緒里
初めての個人PVに挑むという個人PVのメタネタも含んだ個人PVオブ個人PV。
★★★☆☆
Type-B
3.生駒里奈
「制服のマネキン」のようなザ・セーラー服姿の生駒が暗い倉庫内を猫のように走り回り続けるという映像。あからさまに挙動が猫っぽいだけにそのまま猫でしたオチというひねりの無さはもう少しなんとかならなかったのか。
★★★☆☆
4.川後陽菜
ピンクのギャル系の部屋で「~したい」と欲求をナレーションしながら壁にキスマークつけまくっていくという謎の内容。女性ファッション誌系か。ギャル系のイメージもあるので雰囲気には合っていると思う。
★★★☆☆
5.相楽伊織
「映画館バイトの恋」というショートドラマ。生活感のある雰囲気がいい感じ。
★★★☆☆
6.桜井玲香
桜井が幽霊役で、”見える”中年のオッサンと”見えない”取りつかれた青年のドタバタ会話劇。桜井は喋らずにリアクション芸のみ、オッサンも見えるだけで幽霊の意志を感じ取る理解力には乏しいので見えない青年への通訳が完全に外れてしまっており、青年も妄想激しすぎるキャラなのでしっちゃかめっちゃかでなんか楽しい。
★★★★☆
7.白石麻衣
いい女のバーテンダーという職業モノ。イメージとしてはサントリーのウイスキーのCMで小雪や井川遥などが演じていたあの雰囲気だろうか。いい感じに大人になってきて出てきた雰囲気だと思う。
★★★★☆
8.新内眞衣
OLとしても働いているが便利屋に転職したというドラマ。便利屋というか家賃滞納取り立てに挑み、家庭の事情にも介入した結果親子間の不和を払拭できたという職業成長モノ。ズバッと髪をキメた時の圧倒的な二推し感がポイントか。
★★★★☆
9.能條愛未
番組でラップをやったことがあるのをネタにされ、フリーラップに挑むというもの。本人もラップしているが、そもそもラップの素養ゼロなのであちこちハチャメチャなんだけど独特の味になっている。「風船は生きている」のラップパートでもセンターのみり愛以外で唯一単独で1フレーズラップしているので能條=ラップイメージが加速しそう。
★★★★☆
10.星野みなみ
ホルンの練習をさせられ、ホルンを演奏するという内容。何故ホルンなのか分からないが、ホルン持ってる星野みなみは妙に絵になるのでそこに意図があるものと思われる。
★★★☆☆
11.阪口珠美
宇宙飛行士の訓練みたいな事をしていたと思ったら宇宙服着たまま海辺の岸壁に…というワケの分からない内容。今作で1番意味不明だった。
★★☆☆☆
12.佐藤楓
ストップモーションをしながら自己紹介が語られるという初期にありがちなクリエイター系。
★★★☆☆
13.山下美月
『山下美月の二重奏』というタイトルだが学校にいる山下が友人に電話をかけるが友人がやる気ない態度だったらしく、結局1人で練習するというそれだけでは全く意味不明な内容。予告編では電話を受けている友人側の様子が描かれており(1人2役)、本編と予告編が表と裏になっているところに意味があるようだ。初だけに3期生がどれもパッとしない中では予告と本編見ればこれが1番だろうか。本編だけだと…うん…。
★★★☆☆
Type-C
3.伊藤かりん
耳無し芳一・芳子というコンビでの漫才。漫才自体は軽快なんだけど、顔面文字だらけの2人の絵面がかなり気持ち悪くてこれが何より微妙…。
★★★☆☆
4.伊藤万理華
初期の名作「まりっか’17」に続く待望の新曲「伊藤まりかっと。」。デビュー以来ロングだった髪を曲中でバッサリ切って歌い踊りまくる軽快な楽曲。予算が増えたのか、久々の新曲で制作陣に気合いが入っていたのか打ち込みではなくバンドサウンドでオケが制作されているのが地味に驚き。新たな名曲が誕生した。
★★★★★
5.井上小百合
生徒にイジメられている教師とそれを見ていた井上というシチュエーションドラマ。優等生を装いつつ、どこかからかような態度の井上、押されつつも本性を見抜いているような教師という独特の距離感に味がある。予告編は未公開のやり取りを中心にした別編集。
★★★★☆
6.衛藤美彩
雰囲気ドラマモノ。芸能人になる前に地元で友人に写真を撮ってもらうというようなストーリーを雰囲気モノに仕立てた感じ。それだけに予告しようがないのか予告編が30秒しかない。
★★★☆☆
7.齋藤飛鳥
オッサンの心の声ナレーションで喫茶店で食事していたらマウススタイル(マウスのパソコンCMでやってたやつ)で突如齋藤飛鳥が現れ、その挙動にいちいち反応してツッコミを入れまくるという内容。齋藤飛鳥はカワイイもののオッサンがうぜぇ、うるせぇ!という批判が殺到しそう。
★★★★☆
8.樋口日奈
背景白バックという何もない状況で色々なシチュエーションの演技をするという内容。何もない中でけっこう面倒な設定ばかりのためかなりテンションが高い。
★★★★☆
9.若月佑美
レポーターが食レポで入った店で偶然疎遠になっていた兄に会うという内容。世にも奇妙なホラー系になるのかと思ったらなんか普通にいい話系だった。
★★★★☆
10.渡辺みり愛
やさぐれたくなったみり愛がやる気のない態度でオカママネージャーを困らせるという内容。やさぐれみり愛もかわいらしいが、オカマネージャーのリアクションがいちいち派手で面白い。
★★★★★
11.伊藤理々杏
本人かわいいんだけど作風にどこかホラーじみた雰囲気があって不気味さが漂う。
★★★☆☆
12.大園桃子
乃木どこの3期生特集回で緊張しすぎて震えていた印象しかなかったが、しっかり真面目な演技に挑戦して成立しているので底力はあるんだなと思った。
13.中村麗乃
パンダの着ぐるみで街を移動したりなんだりしながら緩いポップナンバーを歌うというアイドル色の強い内容。
★★★☆☆
Type-D
3.秋元真夏
ショートドラマ。予告編が前編で、後編が収録されている。前編で人間関係や背景を説明・補完する役割を果たしているが、後編だけ見ても分からない事は無い。特にオチも無いが本人の雰囲気にあったドラマだと思う。
★★★★☆
4.生田絵梨花
「インフルエンサー」PV撮影前後のドキュメントという今作唯一最大の手抜き映像。というか舞台ロミジュリと思いっきり被っていて全く余裕が無いので、その多忙っぷりをそのままドキュメントにするしかありませんでした、という感じ。そもそも今作の期間は休業すると思っていたので両立させているだけでもすごい。
★★★☆☆
5.伊藤純奈
不良に絡まれているのを伊藤純奈に助けてもらった男子高校生が連れ回されて楽しいひと時を過ごすという典型的な妄想シチュみたいな内容。オチが夢オチなのか幻オチなのか分かりにくい。伊藤純奈の個人PVは今までパッとしないものが多かったので今までの中では1番魅力的に撮れていると思う。
★★★★☆
6.川村真洋
センテンス・スプリングを喰らったのが記憶に新しいが、今作では新曲「SASUKE」をひたすらストリートライブしているPVで歌だけで押し切っている。ギターの練習は雑誌の企画でずっとやっていたのでついにそれが個人PVでも結実したといった形。歌声にしても雰囲気にしても乃木坂46の中では合わなくなってきている感じも。
★★★☆☆
7.斉藤優里
自身のアイドル寿命が表示されるようになったという海外の科学者みたいな人の解説も入れたドキュメント風ドラマ。最終的な安心なオチではあるが最初に表示される残り時間がおおよそ2年先くらいで年齢的に概ねアイドルが卒業していく25,6歳過ぎくらいに到達する時期だけに地味にリアル。予告編では歌が壊滅的という証拠映像として終始音を外し続ける衝撃の「サヨナラの意味」がBGMのように使用されているが、本編では一瞬しか使用されないので壊滅的「サヨナラの意味」を聞きたければ予告編で。
★★★★☆
8.鈴木絢音
自己紹介系のポップナンバーを歌いながら色々な表情を見せていく内容。今までの個人PVは明るいものが無かったので今作でだいぶイメージが開いた印象がある。終盤見せる変顔スロー映像は衝撃的。
★★★★☆
9.中田花奈
マジ系のミディアムバラードを歌いあげる文字通りのPV的な内容。アーティストすぎて印象が薄い。
★★★☆☆
10.堀未央奈
ホリースターダストという謎の変人ロックボーカリストがインタビューとライブパフォーマンスを行うという変な内容。宇宙から来た設定で芸名にスターダストって元ネタはDAIGOなんだろうか。
★★★☆☆
11.山崎怜奈
本人が独学で中国語を学習しているのでそれに合わせて「恋納吃」という中国語の楽曲を歌うPV。代表曲になりそう。
★★★★☆
12.向井葉月
自己紹介系だが特に内容もよく分からないというクリエイター系。
★★★☆☆
13.吉田綾乃クリスティー
吉田と綾乃とクリスティーの1人3役での会話劇。いきなり3人演じ分けってけっこう難しい気がする。
★★★☆☆
14.与田祐希
夢と幻想的な歌が交錯するクリエイター系。
★★★☆☆
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