2017年12月13日
Type-A
初登場11位 売上1.4万枚
『AKB48グループ ユニットじゃんけん大会2017～絆は拳から生まれる!～』優勝者特典ユニット作品。
今年のじゃんけん大会はソロ含むユニット参加形式となった。ユニットの人数ごとに出場枠が決められ、規定数をオーバーした場合は予備選が行われる形で本選出場者が決定。このためこれまでの大会ではAKB48所属であれば無条件で出場できた(姉妹グループに予備選が課せられていた)のが、必ずしもそうではなくなった。
1位がfairy w!nk、2位がふぅさえ、3位が白井琴望、4位がkissの天ぷらとなった。
このうち1位2位は表題曲、2曲目C/Wとして共通収録だが3位と4位はType-A、Bに分散収録された。このためType-A,BではCD/DVD共に3曲目のユニットが異なる仕様。
前述のようにAKB48の優位性が完全に失われたため、今作ではkissの天ぷら以外は姉妹グループメンバーとなった。Type-Aにおいてはじゃんけんシングル史上初めてAKB48メンバーが一切参加していないシングルとなった。
CD/DVD共通
1.天使はどこにいる?/fairy w!nk
80年代末期～90年代前半に活躍したWINKをオマージュしたようなユニット。このWINKは無表情で人形のような踊るデュオとして人気を博した…とされているがぶっちゃけ世代ギリ圏外でリアルタイムの記憶が無い。有名な「愛が止まらない～Turn It Into Love～」が懐古系特集でよく出てくるのでこの曲のサビくらいは見覚えがあるが、その一瞬だけでも”笑わない”だとか”人形っぽい”感じが伝わってくるといった程度。なので遥かに若いメンバーがWINKを知っていたとは思えないが、いずれにせよ今振り返っても少し独特の雰囲気があるのでコンセプトとしては面白いものがあったのかもしれない。
しかしいかんせんWINKを知らないのでこの曲自体がWINK風なのかは良く分からないし、MVでの雰囲気もWINKを現代風にやってみた感じ…なのかなぁ…？といったところに留まり、どこまでオマージュしているのかさっぱり分からん…。若くても1980年生まれ以前くらいになってこないとWINKオマージュがうまく伝わらないのでは…。
一応妖精をテーマにもしているので独自性もかなり打ち出しているとは思うんだけど、そもそも近年のじゃんけんが全部そうだったようにC/Wのユニットくらいの気合しか入っていないので、まあ普通にC/Wに入っていそうな曲というところに落ち着くしかない。メンバー2人に見覚えも無いし、いきなり笑わないクールな表情だけ見せられてもなかなか難しいところ。
1年目が無名の内田眞由美、2～4年目が篠田麻里子、島崎遥香(当時売り出し中の若手だった)、松井珠理奈ときて、ソロデビュー路線になっての1発目が渡辺美優紀。以降は無名メンバーが続いているので、2～5年目という48人気全盛期に人気メンバーがガッチリ優勝連発していてそれ以外はさっぱりというのは、全盛期ゆえの勢いが人智を超えたナニカとして働いていたのか、もっと現実的でリアルなナニカ(大人の事情)が働いていたのか…。
★★★☆☆
2.あばたもえくぼもふくわうち/ふぅさえ
こちらはもう少し大人っぽい歌謡ポップナンバー。矢倉楓子は来春で卒業してしまうらしいが、今回の3曲に出てくる5人の中で唯一見覚えのある顔と名前だったのでいつの間にかぼんやりと記憶していたらしい。
★★★☆☆
Type-Aのみ
3.誰にも言わないで/白井琴望
2015年に加入して今のところSKE48でもC/W参加のみにとどまっているメンバーのようで「前のめり」以降の4シングルC/Wのうち全種収録の共通C/Wに「金の愛、銀の愛」の共通C/W以外では参加していたようなので、SKE48のシングルを毎回どれか1種だけでも聞いていればこの人の参加曲も過去3度聞いたことがあることになるが、全部MVのない曲なので全く知らない人だった。
前2曲と打って変わっていかにもアイドルらしいアイドルポップ。歌声にもやや不慣れというか不安定なところがあるが15歳と若いらしく初々しい。MVもパンダ相手の探偵事務所というメルヘンな世界観でやはり清純アイドル路線まっしぐら。なんだか微笑ましいまでのアイドルっぷりだ。あと編曲で久々に水島康貴の名前を見た(現役時代のSPEEDのアレンジャー)。
★★★☆☆
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