2019年7月31日
Type-A,B,C,D
初登場1位 売上29.0万枚
A~D、劇場盤の5種、A~Dはジャケットが異なるイベント参加券封入の初回盤、生写真ランダム封入の通常盤があるため合計9種。
2曲目のMVと特典映像が異なるのが通常の構成だがDVDの内容が4種全て同じという48・46系列史上初となる手抜き仕様となっている。
1.大好きな人
全メンバー28名での歌唱。48系列の中では格段に爽やか一直線で清涼感のあるアイドルポップだが、これまでに比べてさらっと流れていってしまい、もう1つインパクトが足りない。NGT48も出すたびにインパクトが落ちたがNGT48の「世界の人へ」とインパクトの普通さが合致するようなそんなポジションの空気的普通にいい曲。
★★★☆☆
2.海の色を知っているか?(勝手に!四国観光大使)
2018年秋にAKB48兼任の岡田奈々以外の全メンバーを5つに分けて課外活動としてユニットごとの活動を開始すると発表。今作にはそれら5つのユニットの楽曲を収録しているが、このユニットのみ共通収録枠でMVも制作されるなど待遇が良くなっている。
ユニットのテーマは四国。2010年代前半頃だったら本当に観光大使になれていたのかもしれないが勝手にとは…。地方でも別にその地方になんのゆかりもないメンバーも多数いるわけだけど、このユニットに関しては全員が四国4県出身のメンバーのみで構成されている模様。3連のゆったりした雰囲気で雄大さを感じるバラード系。しかし肝心の策士家作詞家が四国に対して何の思い入れも無いのが丸分かりでどこの海辺の町でも適応可能な私を育ててくれた故郷の海の景色が好き(超・超訳)というざっくりした歌詞にとってつけて“四国の海”と場所を限定しただけ。安直に瀬戸内海とかにせずに”四国の海”というざっくりしすぎなワードをチョイスしたのは策士なのか無策な作詞なのかどっちだろう。
★★★☆☆
Type-Aのみ
3.Which is which?(STUDIO)
磯貝花音、今村美月、大谷満理奈、門脇実優菜、峯吉愛梨沙、由良朱合
ユニットのテーマはパフォーマンス。クールでダンサブルな感じのアイドル的にカッコいい曲調。しかしテーマがパフォーマンスのユニットなのにMV無しって…。1カットでダンスシーン取るだけの簡素感が漂う内容でもテーマに沿っただけだと最も言い訳が立つので、今作のようなC/W1曲スタジオで撮るだけしか枠が無いのであればこのユニットでのMVがマストだったのでは…。
★★★☆☆
Type-Bのみ
3.恋は仮病中(Charming Trip)
ユニットのテーマは女子旅。テーマが女子旅のユニットなのに冒頭の様子から彼氏に旅行キャンセルされて風邪ひいたふりするみたいな流れで、旅行要素そこだけ。主題は仮病で彼の気を引こうとするという痛い内容でサビもゴホン!ゴホン!ゴホン!だのくしゅん!くしゅん!くしゅん!だのといった絶賛仮病演技中の様子をそのまま表現。そもそも彼氏と旅行しようとしてた時点で女子旅ではないし、この策士家分かっててわざとやっているのか、本気で何も知らされておらずメンバーの写真とCharming Tripの文字だけしか把握せずにかわいく仮病する女の子を主人公に置いたのではないか…。
★★★☆☆
Type-Cのみ
3.一杯の水(瀬戸7)
ユニットのテーマはスポーツ。しかし相変わらず策士家、関係のない歌詞を突っ込んできていて、炎天下の中自転車で彼女の家に必死で向かって到着後に一杯の水をくれ、というナンダソレな一方的ラブソング。ある意味激しい運動をしてきてはいるがやっぱなんか違くない?という。あとソロパート回しの中で1人だけなんか日本語片言のアジア系みたいな力みすぎて歌い方変になっている子が1人いるのがなんか変に目立つ。
★★★☆☆
Type-Dのみ
3.好きになれただけで幸せだ(せとまいく)
ユニットのテーマはMC。トークに定評があるメンバーという事なのか、これテーマにされてしまうと曲がオマケで間のMCが本編みたいになっておかしな事になってしまうような…。間奏のトゥルットゥストゥルル ルットゥットゥーを全部カタカナで表記しているというJUDY AND MARYの「ミュージックファイター」方式の歌詞表記だが、さすがに曲中でも繰り返されるトゥルットゥストゥルルまでは表記していない。なおやはりMCに付随するような要素は歌詞中には見当たらず、周りが止めようとそもそも相手がどう思っていようと自分が相手を好きなんだから関係が無いと思いを貫こうとする超一方的片思いソング。主人公が喋り好きとかさりげに含ませるつもりもない様子。
★★★☆☆
DVD
1.大好きな人
ようやく船が完成したので、船の色々なところで踊ったり、劇場部分でのライブシーンや船内スペースに一般人を詰め込んでバックダンサーにして踊るというバンザイVenusパターンなど1本それだけで押し切れるような内容を短時間に詰め込んでいて、よほど船が完成したのが嬉しいんだろうなぁ…というようなそんな船上劇場始まったよ1本押しのMV。
2.海の色を知っているか?(勝手に!四国観光大使)
スタジオでの清楚な感じのMV。まさかの四国要素どころか海の要素すら皆無でだったらなんでこのユニットだけMV制作にしたのか?と謎ばかりが残る。各地を巡っている時間も無くスタジオでもMV撮影しかできないんだったら、四国と女子旅は除外してそれ以外のスタジオで何とか雰囲気出せそうなユニットのMV制作曲選択するのが自然では…。
通常だとC/W共通枠はMV制作せず、タイプごとに異なる枠の楽曲のMVを4種というのが定番だったはずがDVD全種共通2MVのみで終わらせたのはよほど予算が無いのか、恐ろしく急にリリースが決まって作ってる暇が無かったのか…。いずれにせよDVD付4種も出して4種とも全く同じ内容というのは48・46史上初・最大の手抜きだと思うので、なんか48の末期感強まるというか、策士家が策士家しているというよりもあまり確認もせずに曲を投げているだけみたいな提供スタイルで完全に抱えきれなくなっている感じはした。
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