2020年9月9日
初登場13位 売上0.4万枚
9ヶ月ぶりのCDシングル。
間に配信シングル2曲を発売していたがこれまで同様に今作のC/Wとして2曲ともCD化された。
初回盤はMV&メイキング映像を収録したDVD付。
1.DAITAN!
ドラマ「妖怪シェアハウス」主題歌。作詞作曲はmiwa/NAOKI-T/jam、編曲はNAOKI-T、演奏も全部NAOKI-Tの1人オケ制作(All Instruments and Programming)でmiwaはギター演奏もせずボーカル&コーラスのみ。
陰陽道を歌詞に取り入れ、人の目を気にして窮屈な人生を送っていた主人公が最終的にDAITAN!な選択をして好きに生きることを決断していくというストーリーの流れにも非常に合った内容。過去のタイアップを見渡してもタイアップオブタイアップな1曲で、最終回では巫女役でmiwa本人も出演、主人公へ盃を渡しながら「DAITANにどうぞ!」と言い放つなどかなりドラマにすり寄ったが、肝心のこの曲、エンディング付近でのBGM状態というなんかかかってるな程度にしか印象に残らないビミョーな使われ方だったため、ドラマにすり寄りすぎたのが仇になってしまい、ドラマ見てないと何このふざけた曲…とドン引き状態になりかねないという諸刃の剣みたいなシングルになってしまったような…。
アルバムではやったことがあるけどここまでおちゃらけた雰囲気をシングルで出してきたのもなかなかDAITAN。ただせっかくストイックなハイキックロック路線でリスタート覚醒した感があったのを授かり物とはいえ間が悪すぎるタイミングでのデキ婚発表でただでさえストック曲で10周年を繋いできて、出産も公式には公表せず(旦那が正月の練習時にしれっと生まれた事をバラしただけ)本人は産休感も醸し出さずにしれっと稼働を再開してこのおふざけっぷりはDAITANすぎたのではないか。
ただよく聞くとサビだけはストイックなハイキックロック路線を踏襲していてサビだけ聞くと意外と普通にカッコいい。サビ切り売りの着うた時代だったらなんかいい感じに伸びていたかもしれない。
随所でソーシャルディスタンス、ロックダウン、クラスターといった覚えたての新コロ用語をぶち込んでくるDAITANなセンスはセンシティブな状況下で天晴すぎるDAITANさで好感が持てるが、制作体制までロックダウンしてソーシャルディスタンスを保ちすぎてmiwaにギターすら弾かせない完全1人オケ制作はロック調なのにかなり音がペラくて残念…。ていうかC/W2曲も1人オケ制作なので、miwa史上初の本人一切ギター演奏クレジットない&アレンジャーしか演奏してないDAITANな省エネCDになってしまったじゃないか。
★★★☆☆
2.Look At Me Now
3月に配信シングルでリリース済み。クレジットにより作詞作曲を共作していたRyosuke“Dr.R”Sakaiによるプロデュース編曲1人オケ制作と判明。
3.Who I Am
同じく3月に立て続けに配信シングルでリリース済み。クレジットにより作詞作曲を共作していたher0ismによるプロデュース編曲1人オケ制作と判明。まあこの2曲に関してはエレクトロ色の強い電子音系だったので1人オケ制作も予想通りではあったが…。
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