逃げ水/乃木坂46

2017年8月9日
初登場1位 売上106.7万枚
Type-A,B,C,D,通常盤

逃げ水 (Special Edition)

DVD付A~D4種と通常盤の5種発売。
1,2曲目は共通、3曲目が全て異なる。
配信では恒例のSpecial Editionとして7曲全てを一括配信。今回はCDの1週前に先行配信された。

1.逃げ水

秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、衛藤美彩、大園桃子、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、新内眞衣、高山一実、西野七瀬、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、与田祐希、若月佑美

3期生の大園桃子、与田祐希のWセンター。前作では3期生は3期生のみで楽曲を発表しており、3rdアルバムでの全員歌唱曲はあったが今作が選抜初合流となった。
涼しげなメロディーやピアノの音色とフィンフィンした今風の電子音サウンドをぶつけるというミスマッチ感に加えて、Bメロとサビの間に突如ドビュッシー「月の光」が引用されるという強烈なギミックが施されている。普通のアレンジだったらそこそこ程度だったと思うんだけど、これが奇妙なフックとなって曲自体が引っ掛かりやすくなった。しかもこの「月の光」、同じフレーズのピアノなのに1番と2番では意図的に音質をガラッと変えている(2番がかなりこもっていて音が汚く聞こえる)という妙なこだわりが。どこにこだわっているんだ。

また曲の主人公が”大人になった”とか青春時代を振り返るくらいの大人になっているのも新しい。特に夏曲はもっと若いノリの曲ばかりだったのでこの大人目線は5周年を越えたグループの貫禄が出ていてグループが遠くまで来たことを感じさせる。3期生を除くと渡辺みり愛(アンダーメンバー)以外が高校を卒業しているどころか、大学卒業(22歳)もけっこう越えているので実はこの方が等身大だったりもするし、今の乃木坂46が歌うにあたってけっこうピッタリな曲だ。それだけに高校生(たぶん3年生と2年生)の3期生2人をこの曲でセンターにしてしまうのは何か違っていた気もするが…。数年経つともっとサマになってくるかも。

そんなわけで第一印象が微妙だった割にけっこうじわじわ来る曲
★★★★☆

2.女は一人じゃ眠れない

秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、衛藤美彩、大園桃子、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、新内眞衣、高山一実、西野七瀬、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、与田祐希、若月佑美

メンバー及びセンターも「逃げ水」と同じ。映画『ワンダーウーマン』イメージソング。洋画のタイアップに全く関係ない日本版主題歌をくっつけるというイメージ的に損しかないスタイルのタイアップだが、一応強い女性像をトレースしており、タイアップは意識した模様。ロックテイストにはなっているが…綺麗なお姉さん集団イメージの乃木坂46とはミスマッチだった気が…。そして「逃げ水」以上にこれは新人2人をセンターにするよりは、白石西野で良かったと思う。
★★★☆☆

Type-A
3.ひと夏の長さより…

秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、衛藤美彩、大園桃子、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、新内眞衣、高山一実、西野七瀬、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、与田祐希、若月佑美

これまた同じメンバーだがセンターは秋元真夏、松村沙友理。なんとType-Aの歌唱メンバーが3曲とも全部同じという史上初の事態に…。アレンジ面でのギミックのない「逃げ水」…といった感じの涼しげなサマーポップナンバー。
★★★☆☆

Type-B
3.アンダー

伊藤かりん、伊藤純奈、川後陽菜、川村真洋、北野日奈子、斎藤ちはる、斉藤優里、相楽伊織、佐々木琴子、鈴木絢音、寺田蘭世、中田花奈、中元日芽香、能條愛未、樋口日奈、山﨑怜奈、渡辺みり愛、和田まあや

アンダー曲。センターは北野日奈子、中元日芽香。アンダーアルバムの発売が告知される中、アンダーという立場の心情を表現したバラードナンバー。アンダーの苦悩と努力を歌詞に落とし込んだ泣き歌…なんだけど正直これは酷い。自らをスポットの当たらない日陰の存在だと強調するような曲なので、これを歌うのは相当しんどいんじゃないかと思う。確かにアンダーの思いを反映してはいるんだろうけど、たぶんメンバー各々こうした思いは初期の頃に体感していたはず。この曲がアンダーライブが始まったか始まってないかの頃に用意されていれば、非常に大事なアンダーの原点のようなファン・メンバー双方にとって大切な曲になっていたはずだ。しかしアンダーライブの規模をどんどん拡大していき、アンダー個人個人にも個別の仕事も舞い込むようになり、アンダーの地位を最大限押し上げてきた今になってナンダコノ歌詞…。ここまでやってきたメンバーに突きつける曲じゃない。引退勧告かよ、あんまりだよ。

実際体調不良から復帰したばかりの中元は心折れたかのように卒業引退を発表。秋のアンダーツアーには出るが全国ツアーは残り全部欠席となったため、発売するなりライブでの北野単独センターを余儀なくされたが、ほどなくしてその北野までもが笑顔を失い、体調不良に陥りライブを欠席したらしい。実際の理由はこれだけではなく様々なものがあったとは思われるが、いずれにせよメンタルが弱った状態でのこの歌詞を歌うという行為は非常にキツイものがあり、センター2人をいきなりステージに立てない状態に陥らせるという破壊力は半端ない。後述のように1期生メンバーはMV撮影が初めてスケジュールにないという経験もさせられ、乃木坂46どころか48含めても恐らく最凶最悪の心壊ソング
☆彡

Type-C
3.ライブ神

伊藤かりん、伊藤純奈、北野日奈子、相楽伊織、佐々木琴子、新内眞衣、鈴木絢音、寺田蘭世、堀未央奈、山崎怜奈、渡辺みり愛

2期生楽曲。加工気味のボーカルと電子音が入り混じるデジタルポップナンバー。似たような曲が多くなってしまった今作の中ではこのデジタルっぽさが異色だけど、なんだか無機質な感じ。ライブをテーマにしながら宇宙規模、神の域に至ってしまう壮大な歌詞が凄い
★★★☆☆

Type-D
3.未来の答え

伊藤理々杏、岩本蓮加、梅澤美波、大園桃子、久保史緒里、阪口珠美、佐藤楓、中村麗乃、向井葉月、山下美月、吉田綾乃クリスティー、与田祐希

3期生楽曲。フレッシュさは見せながら今回は48系列のC/Wで量産されてきたようなひたすら明るくフレッシュ系アイドルポップナンバー。AKB48のチーム8の曲だといわれたらそのまま納得できてしまう。
★★★☆☆

通常盤
3.泣いたっていいじゃないか?

秋元真夏、生田絵梨花、生駒里奈、伊藤万理華、井上小百合、衛藤美彩、大園桃子、齋藤飛鳥、桜井玲香、白石麻衣、新内眞衣、高山一実、西野七瀬、星野みなみ、堀未央奈、松村沙友理、与田祐希、若月佑美

「逃げ水」と同じ選抜メンバーだがセンターは高山一実。たぶんセンターは初。しかし高山の初センターよりも1シングルで4曲メンバー全く同じという方が驚き。これも史上初なのでは。そして曲もこれまたさわやかポップナンバー。いい曲だが今作の中では印象が被る。ていうか2期生、3期生と来たんだからここは1期生楽曲で1期生のアンダーメンバーにも出番を与えればよかったのでは。今作で1期生アンダーのやった事が「アンダー」のボーカルレコーディング、ブックレットソロ写真撮影だけって過去最高に暇すぎるでしょ…。
★★★☆☆

DVD

1.逃げ水 Music Video

大園桃子と与田祐希が、広大で不思議な屋敷「伊丹家」に見習いの侍女としてやってくるというストーリー仕立て。何があっても驚いてはいけないと執事長(これだけ役者の人(緒川たまき))に言われ、伊丹家の面々(他のメンバー)は全く統一感が無く、数名ずつ登場して奇抜な恰好や行動を見せていく…という奇怪な内容。アレンジといい今回とことんギミックまみれで攻めてきた印象。執事長に驚いてはいけないと言われた後は音声オフ(曲開始)になるため、登場するメンバーは何かしら喋っているが読唇術を会得しない限り、会話内容が判然としない。最後のサビのみ普通にダンスシーンになるが、それまでは一切踊りが出てこないのでダンスバージョンだけのものも見たかった。

ラストでメンバーの役名と簡易な説明が出るがこれだけでは足りないためか、公式サイトではいつになく長々と人物設定が詳細に記載された。確かにこんなん映像見ているだけじゃ分からないし、見た後でもこのMVが何なのか良く分からない。「シークレットグラフィティー」「あの教室」といった奇抜なMVを手掛けてきた監督が担当したというがなるほど通じるものがある。とりあえず1番笑えるのはシンウチさん

以下Type-Aのみ
2.女は一人じゃ眠れない Music Video

『ワンダーウーマン』からインスパイアされているようで、メンバーだけが隠れて過ごしている荒廃した世界に、看板の中から大園桃子と与田祐希が登場。何か不思議な能力(炎と氷?)を操る2人だったが徐々にメンバーと打ち解けていき、そこに分かりやす~い敵組織が登場。大園と与田は仲間になったメンバーを守ろうと力を開放するが、何故か2人は消えてしまい、2人がやってきた看板の中に取り残されていた剣が2人と入れ替わりで召喚される。そして白石・西野がこの剣で敵を殲滅し、2人はどこに行ったのか?と探すと2人は看板の中に戻っていて(最初と内容が変わっていてより戦闘スタイルになっている)…というSFちっくな内容。何がどうなってこうなったのかは曖昧にされているが、『ワンダーウーマン』のコスチュームとコラボして色々やりたかったという事と思われる。『ワンダーウーマン』全く知らんのでどれがそのコスチュームなのかさっぱり分からないけど…。とりあえずカッコいい。

3.乃木恋リアル2016 前編

1年前の真夏の全国ツアーの中で行われたミニコーナー課金アプリゲーム「乃木恋」をメンバー1人(内容によって2人の事も)がその場でリアルに演じるというもので、ゲーム(行動選択やシチュエーション説明はゲーム画面の映像で行う)と実写を混ぜたものだが、やっている事は『NOGIBINGO!』シリーズでやっている妄想リクエストとほとんど同じようなもので、メンバーにとってはなかなか恥ずかしい下手したら罰ゲームのような内容。個人的にも『NOGIBINGO!』シリーズが『乃木坂工事中』に比べてあまり面白くない印象なのはこういった妄想系の企画が多いのが理由の1つになっているので、この映像集はキツかった。

以下Type-Bのみ
2.アンダー Music Video

1st選抜発表(選抜落ち)からのアンダーの歴史を辿ったヒストリー映像のみで構成。曲開始前の冒頭のライブ後のインタビューも随分前のもので今作では選抜メンバーになっている伊藤万理華が出てきたり、曲中でも堀未央奈がアンダーになった時の映像を(センターでデビューしてアンダー落ちした堀というのは非常に絵になるので)使ったりと、今作のアンダーメンバーを目立たせようという意識は皆無。なんとなく全体に歌詞に合わせたアンダーは陰で頑張ってます感のみを抽出した感じで、泣きを誘う内容だが、個人的にアンダーにはこのような泣きの要素は望んでいないので、曲同様にあまりに残念な仕上がり。個人的に曲もMVも封印作にしたい

現メンバーの心を砕く仕様はMVにも及んでおり、それは今作が全部過去映像だけで構成された事。今回のシングル、2期生、3期生曲があるが1期生曲は無い。これにより1期アンダーである川後陽菜、川村真洋、斎藤ちはる、斉藤優里、中田花奈、中元日芽香、能條愛未、樋口日奈、和田まあやは前作で活動休止をしていた中元除いてシングル18作目にして初めてMV撮影が無いシングルとなった(1stシングルのアンダー曲のみMVが無かったが全員参加曲「乃木坂の詩」があった)。ていうか中元は次のシングルに参加しないと言っているので結局前作が最後のMVだったことになるのだろうか…。全国ツアーがあったので忙しかったとは思うがスケジュールにMV撮影が入らないという5周年を越えて初めての経験に9人は何を思うのか…。

3.乃木恋リアル2016 後編

前編に同じ。

以下Type-Cのみ
2.ライブ神 Music Video

メンバーがステージに立つメンバー本人と、メンバーの特徴を生かしたスタッフの2役を演じた内容。監督の伊藤衆人は2期生最初の映像になった研究生時代の個人PV(2期生がまとめて扱われていたもの)を手掛けた縁から、2期生への思い入れが強いようで、今作でも2期生愛が全面に出ている。また昨年のアンダー曲「ブランコ」同様に、メンバーをなるべく全員同列に映し出すという手法も踏襲され、間奏ではメンバー全員の個性を出して来たり、それ以外の随所に単発の仕事として請け負ったのでは決して出せないような過去の事象を取り上げた小ネタが仕込まれていたりとかなり細かい。曲自体はそうでもなかったが、これだけの愛を込めた映像だけでやはり今作の中でも断トツの愛を感じる力作MVだと思う。

3.撮って出し!神宮ライブメイキング2期生編

7月1,2日に行われた神宮でのツアーのドキュメント。このライブは3期生→2期生→1期生→全員という構成で行った初の「期生」ライブとなった。3期生を3期生として単独で売り出した事で、期生単位で取り上げられることが無かった2期生としてもピックアップされる絶好の機会が訪れ、その気合いがみなぎっている様子が伝わる内容。2期生は不遇だったゆえにそれを乗り越えて生き残った強い意志を持つメンバーが多いと思うし、伊藤監督のような強い愛で持って応えてくれる味方もいるし、今後もこういう機会があるといいと思う。

以下Type-Dのみ
2.未来の答え Music Video

田舎の廃校が決まった学校で生徒たちが昔やっていた盆踊りを復活させようと奮起する学園青春モノMV。曲同様にMVまで48系列でかつてよくやっていた制服&学園モノで、なんだか懐かしいような感じも。終盤は浴衣姿でのダンス&リップシーンもあり、フレッシュかつ内容も盛りだくさん。3期生のこの最初からめっちゃ恵まれている感もこれはこれでアイドルエリート感があっていいのかも。

3.撮って出し!神宮ライブ&MVメイキング3期生編

7月1,2日に行われた神宮でのツアーのドキュメント。こちらは3期生にスポットを当てており、さらに神宮を早めに終わらせて、MVのメイキング映像が後半に盛り込まれている。「未来の答え」で山下とWセンター扱いになっているとはいえ、神宮でもMVメイキングでも久保史緒里のコメント採用が多めな気がするが、落ち着いた受け答えに加えて話もまとまっていて分かりやすく、コメントとして使いやすかったためと思われ、そういう能力に長けた人なのかもしれない。

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