2017年8月30日
初登場42位 売上0.2万枚
初回盤DVD付
スピッツのカバーと新曲を収録した両A面シングル。
初回盤はMV2曲を収録したDVD付。
通常盤初回仕様にはタイアップ先映画『トリガール!』のアナザージャケット封入。
1.空も飛べるはず
映画『トリガール!』主題歌。スピッツ94年のシングル(ミリオンヒットしたのは96年)のカバー。映画サイドがガールズバンドのカバーでこの曲を主題歌にしたいという意向をスピッツ草野正宗に伺ったところ、「ねごとならいいよ」と草野正宗本人から名指しされたので、ねごとがカバーする事になった…と、かなり詳しくカバーの経緯が説明されている。
ねごととしてはバンドサウンドを放棄したエレクトロ路線へ向かっている最中であり、ここのところリズム隊2人はあまりベースとドラムを演奏してない状況だった中でオーソドックスなバンドスタイルに戻っての、原曲に忠実な印象のカバーになった。何気に色々独自の解釈を取り入れているらしいんだけど、間奏のギターフレーズもほぼそのまま残しているし(しかもねごとだとシンセでやりそうなところなのにちゃんと原曲と同じギターでやるというリスペクトっぷり)、良くも悪くもねごとらしいというよりかはかなり無難な印象のカバーだ。
やたらと公認どころか御本人指名カバーであることが強調されている上で原曲を大事にしたアレンジになったのは、少し前の某シンガーの「春の歌」カバーがかなり独自解釈の「ふぁるのうぅぅとぅぁぁぁ」となり、不評を浴びていたのを反面教師にしたかのようにも思えてしまうところだが…(スピッツの公式サイトでは映画主題歌に楽曲が起用されてカバーされるとニュースに載せた文面は2組ともほぼ同じような扱いでねごとを指名した云々の話は書かれていない)。名曲だけに悪くなりようもないが、少し原曲を大事にする事を気にしすぎた感じはある。
★★★★☆
2.ALL RIGHT
映画『トリガール!』挿入歌。こちらはオリジナルの新曲。タイアップ先要望等に合わせたためか、初期の頃のような勢いのあるバンドサウンドになっていて、久々にバンドが帰ってきたのを実感する。やはりバンドを捨てたエレクトロよりかは、バンドを生かしてエレクトロ要素を入れる程度までの方がいいなぁと改めて思う。
★★★★☆
初回盤DVD
MV2曲を収録。何気にMVを収録したシングル初回盤はこれが初めて。
1.空も飛べるはず-Music Video-
2.ALL RIGHT-Music Video-
「空も飛べるはず」はビルの屋上での演奏シーン主体のシンプルなMV。映画主演の土屋太鳳が空中を浮遊する謎の女性として登場してフワフワとした不思議な空間を演出している。「ALL RIGHT」も同じような屋上での演奏シーンで浮遊する土屋太鳳など「空も飛べるはず」と同じモチーフが登場するが、背後に赤くデカい東京タワーみたいな鉄塔がそびえ立っている点が異なる。メイキング映像でもあれば良かったんだけど、MVだけってのも少し味気ない。
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