2017年9月13日
初登場10位 売上0.85万枚
事務所オーガスタの体制変更によりオーガスタレコードがアリオラからユニバーサルへ移動して最初のシングル。これまでのシングルは新曲2曲にカラオケではない新作インスト1曲というパターンが多かったが今作はミニアルバムのような新曲4曲収録となっている。
初回盤は「スキマスイッチのミッドナイト・グッドモーニン!!-3- THE MOVIE」を収録したDVD付。
1.ミスターカイト
変則的な構成の楽曲。Aメロ、Bメロは極めて音数が少なく、字余り気味の冷めた日常の通勤風景とややあきらめに近い行動を起こさずただ粛々と日々をやり過ごしているような主人公の視点が描写される。しかしサビは一転して爽快なアップテンポとなり、歌詞も打って変わってメロディー同様に勢いのある前向きな言葉が並ぶようになり、最後は再び日常へ戻って終わる。
爽快なサビ部分は「全力少年」にも負けずとも劣らないようなアップテンポなスキマスイッチのメッセージソングとしても響いてくるものがある。そこに至るまでを非常に多くの人々の日常の視点にして、サビ部分をどこかでまだあきらめていない飛躍する自分の内なる声のような扱い(サビ部分は頭の奥で聞こえる声という扱いで「」で括られている)にしているところが、全力で少年だったと振り返っていたあの頃よりも、大人になったリアルとしていい。今だから歌える深い曲だ。
★★★★☆
ミスターカイト
スキマスイッチ
2017/09/12 ¥250
2.リチェルカ
ドラマ『警視庁ゼロ係』主題歌。ブラストストリングスを盛り込んだ前向きで明るいポップナンバー。一聴すると非常にポップなんだけどかなりメロディーが複雑な楽曲。予測不能にメロディーが動いていくので意外と印象に残りにくい。スキマスイッチの活動再開後の楽曲は基本的にカラオケで簡単に歌わせねーぞ的なものが多い気がするが、今回は特にその部分が強い。
★★★☆☆
リチェルカ
スキマスイッチ
2017/09/12 ¥250
3.さよならエスケープ
複雑な「リチェルカ」に比べるとストレートさを感じるポップナンバー。C/Wは実験の場として時々しかキャッチーなシングルっぽい曲をやってこなかったが、今作は普通にポップな曲となっていてC/Wらしくない。聞きやすさでは「リチェルカ」を凌ぐような1曲。
★★★☆☆
さよならエスケープ
スキマスイッチ
2017/09/12 ¥250
4.ココロシティ
これまたポップで聞きやすい楽曲。分かりやすさではC/W2曲のほうが良かったと思うけど、この2曲だといつものスキマスイッチ以上ではないとも思うので、安定以上の攻めを見せた曲が両A面というのは良かった。待たせただけの事はある新作シングルになった。
★★★☆☆
ココロシティ
スキマスイッチ
2017/09/12 ¥250
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