レッツゴーボウリング/桑田佳祐&The Pin Boys

2019年1月1日
初登場1位 売上5.0万枚

16年11月以来のソロシングル。

自身主催のボウリング大会『KUWATA CUP 2019』公式ソングとして制作され新ユニット扱いとなっているが、実際に参加しているのはサザン・ソロにおけるいつもの面々(片山敦夫・角谷仁宣・斎藤誠)で、原由子がコーラス参加もしている。

基本的にスタッフもいつもの面々だがマスタリングのみ海外発注でSTUART HAWKESが担当している。

1曲+Instrumentalの2曲仕様。

1.レッツゴーボウリング

桑田佳祐は元々は中高生の頃にあのパシフィックホテルのボウリング場でジュニアボウラーとしてプロを目指していた時期もあったとされている。しかしデビュー以降はそこまでボウリングにドハマリしている様子は無かったが(モーニング娘。の全盛期に「ボウリング娘!」とかギャグをかましていたのは記憶にある)、2016年に還暦祝いで矢島純一プロにマイボウルをプレゼントされて再燃したといわれている。確かにここ数年の新作に向けての告知動画ではボウリングにハマりすぎてスタッフに止められているネタ映像とか、ボウリング関係のネタが多かったような気がする。

そんなわけで再燃したというボウリング熱はついに大会主催にまで至り、そのままボウリング曲まで出来上がってしまった。作風としては緩めながら桑田さんらしい感じの曲。片山敦夫・角谷仁宣・斎藤誠の3名を軸にベースはシンセ、ドラムは打ち込み路線というサウンド的にも『がらくた』の延長にある感じ。新ユニットみたいな名義なのに完全にいつもの側近メンバーだけじゃねーかと突っ込むのは野暮だろう。

一方で歌詞はボウリング全開でサビの歌詞を構成している人名は全て昭和のボウリングブーム期のプロボウラー、当時を知る者にとってはレジェンド的存在の人々ばかり。基本的に桑田さんより年上の60半ば~70代の老人達で、世代的にも全く知らない名前が連呼されるのでさすがにこれにはついていけない。こればかりはボウリングブーム世代の中高年以上じゃないとっていうところがあり、今作がアラサー以下のリスナー間でまずま~ずな感じでみんな同じようなレビューをしているのを見るに世代じゃないのでサビで出てくる人たち知らねぇ…という距離感がやはり密接に関係しているような気がする。そういう意味でソロ名義でもない厳密に別名義でのリリースというのは絶妙だったかも。大会の方で披露する可能性はあるが、この後はサザンのツアーが控えていて今作をライブでやることも当面なさそうだし。
★★★☆☆

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