19年4月17日
初登場20位 売上0.3万枚
いきものがかり水野良樹のソロプロジェクト。音楽だけにとどまらず様々な人との対談やエッセイ執筆なども行う水野良樹のソロでの発表の場として新たに設立された。要するに音楽活動だけに留まらないプロジェクトのようだが、今作が音楽作品としては第1弾となり、小田和正を迎えての楽曲となっている。
初回盤はレコーディングドキュメントと対談を収録したDVD付。
1.YOU
水野・小田の共同名義での作詞作曲編曲、弦編曲は小田和正。かなり初期の頃ではあるがいきものがかりの最初のライブDVDのMCとか特典映像とかでも1人喋りまくっていたし、いきものがかりの歴史も自分1人の視点で語って本にしたくらいなので水野良樹という人は基本的にかなり出たがりな人という印象があったが、今作では小田和正の勧めもあってなんと小田和正と堂々のデュエット。小田和正はあの中居正広の歌にも着目して『クリスマスの約束』でおふざけなしで歌をやってもらった事もあるというなかなか大胆な御方だけに、ボーカリストでもない水野に歌うべきだと進めるのは全く不思議な事ではないし、そもそもその『クリスマスの約束』には出始めの頃はいきものがかりとしても出ていたが、その後は水野単独で毎年出演するレギュラーキャストの1人になって歌う機会も増えていた。改めて自分とこのボーカリスト差し置いて、自分とこのグループ再開直後に小田和正とのデュエットをぶちかますとか凄いな…。キーだってかなり違うだろうに。
シンプルなバラードでかなり小田和正寄りの穏やかな曲調。数度聞いただけで印象に残るような曲ではないが、非常に真摯な思いに溢れた感じの曲。
あとPiano:小田和正、水野良樹ってなっててメンバークレジットではなく、演奏表記に初めて水野良樹の名前がある、というのがちょっと歴史的瞬間(いきものがかりでは演奏クレジットにメンバーの名前が表記されることは無く、ギターもサポートが入っている)。よく考えたら共同名義ながら編曲に名前があるのも初か。
★★★☆☆
2.I
こちらは完全ソロ歌唱。編曲はeji。ほとんど同じような印象のバラードナンバー。ブックレットには小田和正との対談が載っていて小田和正が水野に歌う事を勧めた経緯や理由を語っているんだけど、それに感化され、小田和正抜きでの単独歌唱という事になったのだろうか。このままシンガーに目覚めてしまったりして…。冗談抜きにありそう。この曲ではPercussionを本人演奏。結局本職のはずのギター演奏を聞く事はこのソロプロジェクトでも叶わなかった…。
★★★☆☆
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