2019年4月17日
初登場3位 売上3.6万枚
NMB48卒業後最初のシングル。NMB48在籍中に2枚のアルバムをリリースしているがシングルは今作が初。
FC限定盤はMVと元旦発表断髪写真メイキング映像を収録したDVD付。
初回盤はMVと今作制作のメイキング映像を収録したDVD付。
通常盤はC/Wが1曲多い。
1.イチリンソウ
本人自作で編曲が亀田誠治。どっしりとしたミドルナンバー。ストリングスも交えた00年代以降の王道J-POPそのままな感じの曲。これまでライブやTVではギターを弾きながら歌っていたものの2枚のアルバムのレコーディングでは一切ギター演奏をしていなかったが、今作では3曲ともサポートギター併記ながらも本人のギター演奏も入っているというのも聞きどころ。そういった点含めてもう少しロックな感じを期待していたのだが…初期の椎名林檎で名を上げた頃の亀田誠治なら深田恭子相手にもとんでもない爆音ロックを提供するなど尖っていたのでロック魂を炸裂させてくれたのだろうけど、これストリングスと亀田誠治本人のベースとピアノで埋め尽くされてギター完全に埋もれてるじゃんかよ…。このアレンジで本人と西川進のギターと2人も必要だったのか。そしてこれを聞き分け、さや姉さんの魂のギター演奏を聞き取る事は自分には不可能だった…。
★★★☆☆
2.君とフィルムカメラ
編曲が寺岡呼人。寺岡呼人はJUN SKY WAKER(S)のメンバーにして、デビューから08年頃まで継続してゆずのプロデューサーとして良き兄貴的に導いてきた人物。アコースティックギターを生かしたシンプルなバンドサウンド。盛るのではなくシンプルにまとめ上げる手腕は変わっていないようだ。今作の中では1番爽やかな雰囲気。普通にいい曲。
★★★☆☆
通常盤のみ
3.Are you ready?
編曲は小名川高弘。亀田誠治の部下的な存在で大原櫻子では亀田誠治が退いていくと同時にほぼ彼に任せていくように入れ替わった。今作の中では最もアッパーなロックナンバー。クレジット上はストリングスではなくバイオリン1人だけだが、隙間を埋め尽くすかのようにけっこう目立っていて時にギターをおしのけかねない勢い。この辺りが亀田誠治の直系&現代的。普通にいい曲。
マスタリングがTim Young、演奏陣が実力確かなベテラン勢、低予算前提な昨今で亀田誠治の名前だけで一定以上の豪華な環境での制作が実現可能なのは魅力ではあるけど…う~ん…。小奇麗すぎるというか完成されすぎているというか。もっと若い感じでもいいんじゃないかなぁ…というのは3曲共通して感じた。その点では寺岡呼人が1番合っているとは思うけど、もっと本人と世代が近い新進気鋭のアレンジャーはいないのか…。アレンジャーの固定化・高齢化って地味にあと10年くらいしたら深刻な問題になりそう。
★★★☆☆
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