旅のつづき/竹内まりや

2019年10月9日
初回盤DVD付
初登場3位 売上3.4万枚

旅のつづき(初回限定盤)

初回盤はショートムービー「Turntable」を収録したDVD付。

アルバム『Turntable』初回盤封入の応募券今作封入のハガキに貼って応募すると来春開催(Zeep Tokyo、Zepp Namba)のいずれかの限定ライブに応募できる。

このハガキは改めてキャンペーンページへアクセスしてそこに書いてある正しい日付と曜日や会場名を自分で記入し、さらに下の方にある極小のチェックボックス2つにチェックを入れるなど細かい指定が多く、記入漏れは無効という応募体制となっていた。会場規模と需要から当選する可能性は極めて低いと思われるが、まずは注意事項もろくに読めないようなのは一気に振るい落とす目的があると思われる。

この応募券効果もあって通常よりも好調な売上を記録してアルバム『TRAD』期以降のシングルの売上をすべて突破、近年はトップ10前後だった順位も久々の1位を記録した98年「カムフラージュ/Winter Lovers」以来となるシングルでのトップ3入りを記録した。




1.旅のつづき

プロデュースは山下達郎名義になっているがギターとコーラス参加のみでギターソロは別の人、プログラミングや編曲も別の人で、編曲は牧戸太郎になっているが牧戸太郎は編曲だけで演奏には一切参加していない。編曲、プログラミング、プロデュースはこれまで大半を山下達郎が全部1人でやっていただけに少し変わった制作スタイルとなっている。

映画『最高の人生の見つけ方』主題歌。老齢の男性2人が半年の余命でやり残したことを実現する旅に出るという2007年のアメリカの映画の日本リメイクで吉永小百合と天海祐希主演で女性に置き換えたもの。余命半年設定は残されているので残された時間を意識したような歌詞になっているがそれでもとても前向きに人生(旅のつづき)を楽しもうとしている明るい曲。てっきりいつものバラードだと思っていたので久々に軽快な楽曲が来て驚いた。サビが全部英語詞になっているが、曲調も含めて何故か今になって世界的に「プラスティック・ラヴ」が評価されているらしい…というのを意識したところもあるのだろうか。

正直そこまでインパクトの強い曲ではなく、あくまで近年の自作の中では割といい方かなという感じではあるけど、ここでミディアム~バラード以外が来たというのでだいぶ印象が上がるところもある。
★★★★☆

2.OL’55

洋楽カバー。Tom Waitz作詞作曲の1973年の曲で、翌74年のイーグルスのカバーバージョンが有名なようだ。センチメンタル・シティ・ロマンスによる編曲演奏となっているため山下達郎は不参加。『Turntable』DISC-3『Premium Covers』では同じセンチメンタル・シティ・ロマンス編曲演奏でのカバーが2曲収録されていたが、そのうちの1つはイーグルスの「Tequila Sunrise」だったので、その流れで一緒にカバーしていたものをアルバムに入れずにC/W用に回した…という感じだと思われる。そんなわけで『Premium Covers』の収録曲のようなそのままの流れの洋楽カバー

山下達郎も同様に近年C/Wにまっさらな新曲が入らない状態が続くようになっていて表題曲もほぼ100%タイアップ曲になっているので最早タイアップ依頼が無いと曲を書かないようなスタイルになってきているが、もうまっさらな状態で新曲を書きあげる意欲はあまり無いのだろうか。そしてせっかくアルバム未収録C/Wや未発表カバーを大量生産した直後にそこからのアウトテイクみたいなカバーをC/Wに入れるとなるともうコンピ盤の類は出し尽くしたし、かといって初回盤特典でまとめるほどのリリース数も今後見込めないしで、この曲に関してはアルバムに収録される機会はまずもってもう無いんじゃないかという気がしてきた。
★★★☆☆

初回盤DVD

Short Movie「Turntable」

広末涼子主演のショートムービー。劇中で竹内まりやの楽曲がBGMとして使用されているので文字通りにアルバム『Turntable』プロモーション用に制作したものと思われるが、思いのほか楽曲の扱いが軽くてあまりかからない上に使用される7曲の中で主人公思い出の曲として扱われて最もストーリーに関わってくる某曲がそもそも『Turntable』未収録。何のために制作したんだこれ。

話自体もアラフォー独身ライフを満喫する広末涼子が学生時代から付き合っていた少し前に別れた彼氏を思い出して揺れ動く…みたいな内容だが、人生は選択の連続だという割とよくある持論をナレーションして、何か行動するたびに「1.○○する、2.××する、3.△△しない…」などと繰り返すので、正直理屈っぽくて後半はいちいち面倒な奴だなと思えてきて好感度が下がっていってしまった…(そういう性格が未練タラタラの元カレと別れる遠因になっていると暗に示しているのか…?)

あと改めて思ったんだけど竹内まりやのプロモーションで広末主演って何気に凄い寛大だ。これまで提供した中で現在1番旬な女優となればそれは高畑充希(みつき)なんだろうけど以前「元気を出して」のMVを作った時にもう出ちゃってるし、『Turntable』にも提供した曲は入っていない。広末涼子はデビュー曲「MajiでKoiする5秒前」のプロデュースがあるし、90年代以降の提供ヒットでは最大にして1番有名だし、『Turntable』にもセルフカバーの「MajiでKoiする5秒前」が入っているので確かに適任だ。

しかし広末涼子本人は2010年代以降のトーク番組出演時に「MajiでKoiする5秒前」を始めとする当時の曲をカラオケで歌うかと聞かれると「絶対歌いたくない」「恥ずかしいから」と強く拒絶するという事を何度か繰り返すなどバラエティトークとはいえ1度ならず同様のトークを何度か繰り広げた。発言時や現在の広末より遥かに年上の頃に竹内まりや本人が歌唱した「MajiでKoiする5秒前」が世に出されている手前、かなり無礼な態度だと思うが、そんな些細な事は気にしない竹内まりや、そしてもらった曲を足蹴にするような発言しておいて堂々主演オファーを受ける広末涼子、共に大物である。

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