DADDY! DADDY! DO! feat. 鈴木愛理/鈴木雅之

2020年4月15日
初登場15位 売上0.5万枚

B086PMZXCQ

40周年記念アルバム『ALL TIME ROCK ‘N’ ROLL』と同時発売で同アルバムにもそのまま収録されている。
アニメタイアップだったため期間生産限定アニメ盤のみでのシングル発売となっている。

3,4曲目には鈴木雅之の声だけ抜いて鈴木愛理の声は残したカラオケ(こっちはアルバムにも収録)、両方のボーカルを抜いたInstrumentalというインストが2種収録されている。

1.DADDY! DADDY! DO! feat.鈴木愛理

作詞作曲は水野良樹、編曲は本間昭光。とクレジットだけ見るとまた水系バラードの予感しかしないが、ゴージャスな歌謡系ナンバー。さすがに鈴木雅之サイドからのオーダーでバラードなんて事は無さそうだし、いきものがかりでは最早シングルやタイアップ曲ではやれないと思われるので、ここに来ての攻め水系歌謡とはなかなか新鮮。本間昭光編曲で演奏陣もほぼお抱えのメンツなので、事実上ボーカルが吉岡じゃないだけでいきものがかりと演奏が同じだったりもするが、いつもの感が無いだけでだいぶ新鮮。外部提供を積極的に行ってソングライターとしての腕を磨きたかったような事も語っていた水野良樹が本来やりたかった提供ってこういう多様性だったんじゃないだろうか。あちこちでまた水系バラードが量産されたのはオーダーした側の問題もあったような気がしてきた。

そんなわけであまり鈴木雅之を知らなくても鈴木雅之っぽい雰囲気で、そこに絡む鈴木愛理のボーカルがいい味を出している。過去にこの手の女性シンガーとのデュエットも何度かしているけどインパクトも抜群で、水野良樹と鈴木雅之の組み合わせが非常にうまくいった久々に存在感を放つヒット曲たりうる1曲になったのではないかと…(事実上シングルカットながらアニメ効果もあって多少はバズったみたいだし)。

鈴木愛理はコーラス以上の存在感は発揮しているものの、基本的に随所でハモリを入れているのみで単独歌唱パートは無いのでメインメロディーを歌う部分も無い(3曲目の鈴木愛理の声だけ残したカラオケで担当パートの単独歌唱を聞ける)。これでTVとかに出ても目立つコーラスの人程度なのでもう少し対等なデュエットの方が良かったなとは思うものの、代わりに振付動画など視覚的な部分を鈴木愛理が解説したりして動きの部分で目立っているので結果バランスはとれているのか。
★★★★☆

2.DADDY! DADDY! DO! feat.鈴木愛理(TV size Version)

アニメ用のTVサイズバージョン。

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