しあわせの保護色/乃木坂46

2020年3月25日
2020年3月18日(配信)
Type-A,B,C,D,通常盤
初登場1位 売上110.1万枚
初登場1位 売上0.8万DL(Special Edition)
初登場8位 売上1.6万DL(しあわせの保護色)
初登場28位 売上0.3万DL(I see…)

しあわせの保護色 (Special Edition)

白石麻衣の卒業シングル…とされているが井上小百合、佐々木琴子も最終参加シングルとなっている。
今作では初めてアンダー曲が存在しない。「しあわせの保護色」には1期生が全員参加、各C/Wに2,3,4期生曲があるため全員最低1曲参加はこれまで通り達成している。

坂道研修生から加入した新4期生5名は楽曲には参加していないが、A,BのBlu-rayに個人PVが収録されこれが初参加となった。

配信限定Special Editionは恒例の全曲セット。1週間先行配信され、単曲ではSMAP感と一部話題になったC/W「I see…」が28位に食い込んだ。またYouTube再生数では「I see…」が「しあわせの保護色」を抜き去った

白石麻衣の卒業コンサートはGWに東京ドームで行われる予定だったが中止にすることが4月になって発表され(ドーム公演自体発表される前に強制自粛状態になってしまい先行き不明となったため中止になった事で発表された)、これに伴い卒業も無期延期(卒コンできるまで)となった。

一方で佐々木琴子は実質卒コン予定だったが2期生ライブが中止になったが2期生の特別配信ライブは行われこれが最終ステージとなり、予定通りに3月末で卒業した。

井上小百合は卒コンらしい卒コンの開催予定の有無の発表も無いままに4月末で卒業となった。事務所残留ではなく直後に移籍を発表した事情から契約完了が決定事項で延期が不可能だったと思われる。




1.しあわせの保護色

賀喜遥香、新内眞衣、山下美月、久保史緒里、堀未央奈、大園桃子、遠藤さくら、岩本蓮加、与田祐希、北野日奈子、梅澤美波
井上小百合、和田まあや、高山一実、秋元真夏、樋口日奈、中田花奈
齋藤飛鳥、生田絵梨花、白石麻衣、松村沙友理、星野みなみ

白石麻衣卒業シングルは現存する1期生が全員選抜で1~2列目、3列目に2~4期メンバーという編成。万年アンダー組はほぼ卒業してしまっているが、和田まあやが6年ぶり(「気づいたら片想い」)2度目の選抜になったりもしている。

ヒットを狙った「Sing Out!」の浸透失敗を修正したというか懲りずにもう1回親しみやすいゆったりしたポップナンバーをやってみた!感のある幸福感のある1曲。ハッピーハッピー言ってた「Sing Out!」よりも自然に幸せな空気があふれ出しているように感じられるところも含めて、白石麻衣という人を送り出すのにもふさわしい1曲に思える。正直この曲に浸る余裕など微塵もないような空気になってしまったし卒業も無期延期になってしまったので、もう少し状況が落ち着いてから改めてじっくり噛みしめたい。本来もっと名曲に感じられていたはず。
★★★★☆

2.サヨナラ Stay with me

秋元真夏、生田絵梨花、齋藤飛鳥、松村沙友理、久保史緒里、与田祐希、遠藤さくら、賀喜遥香

フェットチーネグミのCMタイアップ。CMに出ているのは後輩4人(久保史緒里、与田祐希、遠藤さくら、賀喜遥香)だが、そこに選抜常連の先輩1期4人を加えた編成。通常この枠は選抜スライドであることが多いのでかなり絞り込んだ人選だ。

作編曲のシライシ紗トリのイメージに近いさらっと軽やかな曲。間奏のフウッフッフッ言ってるコーラスがサビよりも印象的だったり、意外とバンド寄りの演奏がガーンと鳴っていたりとけっこう好みの音使いになっていて好印象。
★★★★☆

Type-Aのみ
3.じゃあね。

白石麻衣

「オフショアガール」以来の2曲目のソロナンバー。本人初作詞となっていて秋元康が参加していない。といっても秋元康が卒業者のキャラクターや一般に知られるイメージやエピソードを盛り込んで卒バラを作詞するのは伝統芸だけにいつもの卒バラとあまり違いが無い。よりパーソナルな思いが反映されているのかなとは思うが、典型卒バラすぎて1年半前の西野の卒バラもこんな感じじゃなかったっけ?とか思えてしまうくらいもう卒バラに慣れ過ぎてしまった…。
★★★☆☆

Type-Bのみ
3.アナスターシャ

伊藤純奈、北野日奈子、佐々木琴子、新内眞衣、鈴木絢音、寺田蘭世、堀未央奈、山崎怜奈、渡辺みり愛

2期生曲。佐々木琴子の最終参加曲。
これまでの2期生はヘンテコで個性的なアレンジを施した曲が多かったが今作は直球に良メロ、奇をてらわずにメロディーを盛り上げるアレンジが施されていてド王道。いつもこんな感じであれば普通にいい曲だっただろうけど、2期生がストレートにメロウな曲を歌うという点において際立つ曲になった。
★★★★☆

Type-Cのみ
3.毎日がBrand new day

伊藤理々杏、岩本蓮加、久保史緒里、梅澤美波、大園桃子、阪口珠美、佐藤楓、中村麗乃、向井葉月、山下美月、吉田綾乃クリスティー、与田祐希

3期生曲。印象に残る曲が多かった3期生曲だが4期生曲が始まって影が薄くなった感は否めない。それでも普段だったら今回も3期生曲いいなと思えるくらいは明るくていい曲なんだけど、白石卒業!2期生王道!4期生SMAPみ!とか猛者が並びすぎた今作では必然的に埋もれざるを得ない。いやいい曲なんだよこれも…。出だしの「Stand By Me」感(Ben E. Kingの曲、ジョン・レノンもカバーしたWhen the night♪has come♪で始まるやつ)もいいよね。
★★★★☆

Type-Dのみ
3.I see…

遠藤さくら、賀喜遥香、掛橋沙耶香、金川紗耶、北川悠理、柴田柚菜、清宮レイ、 田村真佑、筒井あやめ、早川聖来、矢久保美緒

4期生曲。dTVオリジナルの4期生初主演ドラマ「サムのこと」「猿に会う」主題歌。直近で4期生主演ドラマが2作連続dtvで公開されそこのセルフタイアップ。

SMAPみがある、SMAPっぽいとネット上でちょっとバズり、その後ちょっとどころか「しあわせの保護色」のYouTube再生回数をあっさり200万オーバーで上回るという快挙を成し遂げてしまった楽曲(通常発売と同時にC/W曲はショートサイズに差し替えてカウントもリセットされてしまうがコロナ騒動でなんでもかんでもYouTubeでフル解放するのが流行ったのでC/Wのショートサイズ差し替えも延期されたのもある)。

流行りの電子音ではなくブラス風の音色を盛り込んでリズム感もあって程よくノレるような明るい曲っていうSMAP感を音楽的専門用語を使わずに表現するとそんな感じ(使わなくてじゃなくて使えない)だと思うんだけどAKB含めてたまにこういうSMAPっぽい曲あるのに今回ばかり不思議だなぁとも思った。それこそ先日の日向坂46の「窓を開けなくても」もSMAP感あったし、SMAPのあの曲に似ているみたいなAKBのC/Wは確か前あってそんな感想を書いた記憶が…(多すぎてめんどいので未確認だけど確かに過去書いてるはず)。

とはいえ確かに今作に関してはその辺がけっこう絶妙なところがあるのかも。具体的にSMAPのどの辺の曲だと言われても全く浮かばないし、実は作曲のyouth case、編曲の佐々木博史共に嵐に多数提供(「Love so sweet」の作曲者だったり、「君のうた」の編曲者)している作家でSMAPへの提供は無い。もっと言えば今作では「サヨナラ Stay with me」の作編曲のシライシ紗トリは「シンクロニシティ」も担当していたが出世作になったのはSMAPの「freebird」だった。つまり作家が誰だからSMAP感というのではなく、むしろyouth caseと佐々木博史だったら嵐感になるはずだし実際嵐が歌っていても違和感もないが、どういうわけかSMAPっぽい。改めてSMAPというイメージの強さを感じた。

突き抜けるような良さではないんだけど、楽しさと心地よさ、シンプルだけどそこが素直にいいなと思える良曲。
★★★★☆

通常盤のみ
3.ファンタスティック3色パン

齋藤飛鳥、梅澤美波、山下美月

ドラマ&映画『映像研には手を出すな!』主題歌。主演3人がそのまま歌唱。
3人3様のソロボーカルが多めに楽しめるのは聞きどころだけど曲自体はまあ変でもないけど普通よりは個性的気味な感じのスカ風味なノリの曲だが、どう頑張ったって今作の中では1番下にはなってしまうか。
★★★☆☆

Blu-ray

1.しあわせの保護色-music video-

アメリカの卒業ダンスパーティーであるプロム風に白石麻衣を見送るといった内容。過去の卒業シングルの厳かな空気感に比べると非常にカラフルで明るく、白石麻衣らしい最終作になっていると思う。変に大作感出さずに曲以外のところで長く引き伸ばしたりしないところも好印象。

以下Type-Aのみ
2.じゃあね。-music video-

遊園地デート風に始まったと思ったら遊園地インタビュー風になり、ヒストリー映像と現在を織り交ぜたMVになる…というしょっぱなから方向性が定まらずにゴチャゴチャというか卒プレ展開(卒業テンプレート展開)を詰め込んだような内容。いずれにせよ明るくて素敵な笑顔の人だったという魅力は伝わる。

3.黒見明香、4.佐藤璃果、5.林瑠奈

テイストは異なるが黒見明香、林瑠奈共に「世にも奇妙」テイストで少し不思議な感じ。初々しさもあるとはいえかつての新人たちのように本当に受かったばかりでもなく4期生と同じ時期に合格はして一定の活動はしていたのである程度は堂々としているのも当然か。

以下Type-Bのみ
2.アナスターシャ-music video-

研究生時代の個人PVから多く関わってきた伊藤衆人が監督を担当した2期生の集大成のような内容。2期生の関係性や過去の出来事をオマージュしたと思わせる描写が随所に仕込まれるなどさすがに長く見てきた思い入れの強い監督らしい名作。ただ毎回堀センター固定じゃなくてもいいんじゃないかというか、単純に他のメンバーがセンターに立っててその横にいる堀っていうのをいい加減見たい

3.松尾美佑、4.弓木奈於

こちらは2人ともアウトドア。松尾美佑は雪がうっすら積もる寒そうなキャンプ場で1人キャンプをする「みゆキャン」。どうにも盛り上がり切らず暗い雰囲気のまま終わってしまうのでもう少し何か演出が欲しかったところ。弓木奈於は登山モノだがこちらは脚色されていて変なナレーションと変な目的が加味されているので奇妙な雰囲気。いずれにせよ今年の雪の異常な少なさが浮き彫りになるような風景が記録されており、撮影時期的に本来撮影不可能なくらい真っ白でもおかしくないだろうに、終始うっすら雪化粧…。逆に例年通りの積雪だったら実現してなかったか。

以下Type-Cのみ
2.毎日がBrand new day-music video-

をテーマにしつつキャンプファイヤー的な雰囲気で和気あいあいとした3期生の姿を描写した内容。4期生加入でやや影が薄くなってきた上に、今作では考察されまくった2期、SMAP感でバズった4期に比べて無風状態になってしまったのは否めないが、これまたいいMVだと思う。ついに久保史緒里の単独センターとなったが、複数センターをやれる人材が揃っているのも改めて3期の魅力だなと。

3.白石麻衣~さよならをありがとう 前編~

卒業記念のヒストリームービーといった装いだが、ナレーションベースの進行や演出が完全にバースデーライブの時の幕間のVTRと同じ作り方(声の人もたぶん同じ人)。何故か白石ではなく桜井が卒業する前のライブのリハで1期生が名残惜しそうにワイワイしているというメイキング映像から始まって1期生の数がかなり減ってきている事を示すあたりもバースデーライブのVTRっぽい。初センターの「ガールズルール」での未公開メイキングなど過去のメイキング映像と近年のメンバーインタビュー等を織り交ぜているものの、途中で終わってしまう。Blu-rayなので余裕で入るのを無理やり前後編に分けたな…。

以下Type-Dのみ
2.I see…-music video-

都会で複数に分かれているメンバーの元に黒子たちが出現してお立ち台を用意して踊らせ、最後は全員集合して楽しく踊りまくるというなんだか良く分からないが曲調同様に楽しげな内容。最初にお立ち台ダンスさせられるのが遠藤さくらなので遠藤がセンターかと思いきや、ラスボスみたいに指揮していたため1番ではほぼ単独で出ていた賀喜遥香がセンターだった事が判明するというのが地味に新鮮だった。エンドクレジットでは賀喜遥香が黒子のボス、黒子を従えていた掛橋・田村・筒井が幹部黒子、それ以外が素直になった人々、とクレジットされているので素直になれていなかった人たちを黒子集団が素直にさせた、というざっくりしたストーリーのようだ。

3.白石麻衣~さよならをありがとう 後編~

取り上げられる過去メイキングは「シンクロニシティ」や今作など前編よりも最近寄りだが、メンバーインタビュー等を挟んで白石への「さよならをありがとう」という結末へ進めていく流れは前編から共通している。

しあわせの保護色 (Special Edition)
乃木坂46
Sony Music Labels Inc. (2020-03-18)

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