カイト/嵐

2020年7月29日
初登場1位 売上113.4万枚

B08B63HNXV

9ヶ月ぶりのCDシングル。

初回盤は「カイト」1曲のみ(カラオケもなし)+「カイト」ビデオ・クリップ&メイキング収録のBlu-ray付、DVD付の2種。LPサイズジャケット仕様。
通常盤はC/W3曲+Instrumental(カラオケ)4曲収録。
FC限定盤は「カイト」1曲のみ(カラオケもなし)で56P上製本スペシャル仕様。

休止発表前は初動30万台、累計40万台まで徐々に下がっていたが、Blu-ray付を初導入した前作では初動60万台、累計70万台まで回復、今作は初日だけで前作初動程度の数字を叩きだすと自身最高初動となり「A・RA・SHI」に続く2番ヒットを記録した。4週目に自身最高売上を突破5週目に自身初のミリオンを達成した(ただし5週目はFC限定盤が遅れてカウントされたのか不自然に枚数が上乗せされた)。

現時点でシングル表題曲とアルバム(つまりC/W以外)は配信解禁となっていたが、今作はCDのみとなっていて配信されていない。

嵐の公式You Tubeでも配信されていないが、NHKのチャンネルで「NHK2020ソング 「カイト」 スペシャルムービー」として2019年の紅白で流した映像を制限付で公開されている(You Tube動画の埋め込み機能を制限していて埋め込んで動画を貼ってもYou Tubeに直接アクセスしないと再生できないようになっている)




1.カイト

「NHK2020ソング」。基本的には東京オリンピックのNHKテーマ曲だが名目上はオリンピックに限定していない。NHKも“2020年、そしてその先の未来に向け、アスリートやこれからの時代を担っていく若い世代を応援する楽曲”としている。2019年の紅白歌合戦で国立競技場での録画映像(明らかにレコーディング音源で実質MV)をフルで流すという異例の措置が取られて公開されていた曲。米津玄師提供で作詞作曲編曲全てを担当しているがオーケストラ編曲は坂東祐大となっていて、演奏自体はほぼオーケストラがメインになっているのでこのアレンジだと事実上の編曲はほとんど坂東祐大になるような…。紅白で聞いた時からちょっとシンフォニックなアレンジが気負いすぎちゃってこれまでの米津曲と比べても厳かすぎて親しみにくいなというのと米津さんラルラリ好きだなというのが第一印象。

改めて聞いてみてまあ確かにいい曲ではあるんだけど、ついに休止前最後になって嵐も国民的を背負う事になったんだなというようなスケールの大きさだ。オリンピックとかスポーツ的な要素は何気に皆無で、応援するような内容ではないし、選手を称えるような内容でもない。今辿り着いた境地…みたいな極みに達した感じはあるのでその点でオリンピックという舞台に立つ選手、そして国民的境地へ踏み込んだ嵐にリンクするところはあるのかなと。ただソロパートなしで常に2人以上で歌唱しているのは何故だろう。あくまで個を強調しない方針なのか。

今までは頑なに変わらぬ方向性を堅持し続け、決して大ヒットを狙いに行かずに終始横一線のヒットを連発する事で山を作らずに長期にわたって高い人気をキープしていた。これは当初は無邪気に飯島手法を模倣していたのに途中から関係が悪化して飯島陣営の特にSMAPのやり方は絶対にしないというジュリー側の意地もあったのかもしれない。「世界に~」以降のSMAPは確かに存在感が国民的に突き抜けたが同時に平和の使者SMAPみたいになってしまい背負うものが大きくなりすぎた感じもあった。ジャニーズNo.1の座も握手券を除いてのJ-POP No.1の座も居座り続けるようになり、嵐もやろうと思えば平和の使者でも何にでもなれたと思うけどあくまで親しみやすい身近なみんなのアイドル嵐を貫き続けた。

それだけに今作は一気に嵐が遠くなったというか、ついに行くんだなというそんな思いが沸いてくる。覚悟を決めた今作でついにずっと越えられなかった「A・RA・SHI」の売上を突破シングル初のミリオンを達成し、最大のヒット作となり、嵐は国民的代表曲を手に入れた。まあ壮大すぎて親しみにくいのであまりそんな感じがしないというのはあるが…。

それでも年末には恐らく各番組でメドレー披露後のラストにフル歌唱、最後の最後となる紅白では大トリ異例のフル歌唱で感涙とかしながら白組を圧勝させるor出場枠では過去曲メドレー披露+合戦終了後の別枠扱い(事実上のスーパー大トリ枠)でフル歌唱というパターンが容易に想像され、すさまじいまでの休止前最終ステージになる事は確定だろう。ラル ラリ ラ
★★★★☆

以下通常盤のみ
2.Journey to Harmony

2019年11月9日に行われた「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」にて披露された奉祝曲 組曲『Ray of Water』の第三楽章として披露された楽曲のCD化。第一と第二はそれぞれオーケストラ、辻井伸行のピアノ演奏のインストで、嵐の参加及び歌があったのはこの第三楽章のみであった。

作詞は岡田惠和、作編曲は菅野よう子。SMAPも成し得なかった国民的式典楽曲を歌うというジャニーズ史上最大級に国民的楽曲。「カイト」よりも厳かであり、マジで急にここに来て遠い存在になってしまったなと。なんかもう派手すぎてそれしか感じない。ていうか後期SMAPとの関わりが深く、新しい地図にも提供するなど飯島陣営と今も懇意な菅野よう子を他のジャニーズならともかく嵐に起用してくるとは思わなかった。ジュリー的にこの曲の立ち位置的にもこれで完全に飯島に勝った(超えた)という感情が無いとは言えないのではないか…。

あと「カイト」に一切のソロパートが無かったのに対して今作にはソロパートがある、という違いはある。
★★★☆☆

3.Sounds of Joy

というわけで厳かすぎる2曲に嵐が遠くなってしまったと妙に寂しさを感じた直後に変わらぬ王道ポップ。そうだ嵐はこうだった、これが今まで聞いてきたみんなの嵐だと恐ろしいほどに安心感がある。これは直前に配信でリリースされた「IN THE SUMMER」を始め、オレセカ路線の曲と続けて聞くとより感じられる。ここ10年以上ほとんど変わらぬ方向性でそればかりの時はいい加減変化がほしいと思っていたので勝手なもんではあるが、遠ざかる事で気づくかけがえのないものってあるよね。
★★★★☆

4.僕らの日々

というわけでこちらも待望のメロウなポップナンバー。オレセカ路線国民的嵐と最後にして急に別の2軸が増えた事でマンネリだったかもしれないポップな嵐がこんなに輝くとは…。ますます休止が惜しくなるが、しかし国民的の極みっぷりが半端ないし、オレセカはそれだけ続けられても…というところがあるので、休止前提での今なのかもしれない。
★★★★☆

NHK2020ソング 「カイト」 スペシャルムービー

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