2019年9月11日
初登場1位 売上71.3万枚
前作から11ヵ月ぶりでこれは20周年にして過去最高のブランク。
初回盤はビデオクリップ&メイキングを収録したDVD付、Blu-ray付の2種。単独映像作品としてのBlu-ray発売は行われているが、Blu-ray付でのシングル(アルバム含む)CD発売はジャニーズ史上初となった。
通常盤はカラオケバージョンを収録。カラオケを除いて1曲しか無いのは2010年の『To be free』以来。
BRAVE
日テレのラグビーW杯イメージソング。前作が発売された頃には既にタイアップが決定して、2018年11月のラグビー中継で初披露された後も何度か歌番組で披露していたが一向に発売予定が明らかになっていなかった未発売曲。ラグビーW杯開催に合わせての発売なので、ベスト盤の新曲としても収録せずに温存し続け、発表から発売まで実に1年近くかかる事になったが、まさかC/Wを一切制作せずに乗り切るとは思わなかった。1999-2019と題したベストに2019唯一のシングルとなる今作が入らないわ、同じく1999-2019のMV集も今作だけ外されるとか中途半端になってしまった。こうなってくると休止を決定して2018年のアルバム制作は中止し、前作リリースまでのルーティンを終えてからはほとんど新曲のレコーディング行ってないっぽいけど2020年はどうなるんだろう。
ラグビーに合わせてか英語とラップが絡む導入部からいつになくギターが重たく響いた勇ましさを感じる派手なアレンジが施されていて、久々にいつもの嵐じゃない新鮮な感じ、というか自由だったJ Storm設立直後頃をちょっと思い出す感じ。ただサビになると国民的アイドル嵐の宿命かのように不自然に明るくなっちゃって違和感がある。慣れてくればこれはこれでいいんだけど、なんかこうもう少し男らしく勇ましいままで突き進んでほしかった気はしてしまう。何故か日テレなのに「スッキリ」でのラグビー報道時に今作を一切かけずにB’zと米津だったなんていうのがネット記事にされていて、世間の印象もすっかり持っていかれてしまっているが、確かにラグビーの話題の時に英語詞の部分はともかくとしてこの曲のサビがかかっているよりは、B’zか米津のサビがかかっている方がラグビー感があるなとラグビーほとんど見なくても思ってしまう。嵐っぽさを守ろうとしたのか攻めきれなかったところが惜しい…。
そして久々登場のサクラップだが(2016年「Daylight」以来)、今回はラップがまだ定番だった10年前くらいまでの存在感が戻っていてこれは良かった。アスリートへの応援をラップに込めるというとそれこそオリンピックキャスターやった最初の北京オリンピックの時の「風の向こうへ」とかあれ以来なんじゃないか…。
★★★☆☆
ジェイ・ストーム (2019-09-11)
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