君しか勝たん/日向坂46

2021年5月26日
Type-A,B,C,D,通常盤
初登場1位 売上54.7万枚
初登場1位 売上0.7万DL(Special Edition)
初登場13位 売上0.7万DL(君しか勝たん)

昨年9月のアルバム以来、シングルは1年3ヶ月ぶり。

長期休業していた影山優佳、新三期生の髙橋未来虹森本茉莉山口陽世の4人はアルバムに続く参加でシングルは初参加
発売直前に佐々木美玲が1週間程度の入院を要する体調不良で休養に突入。発売日当日のヒット祈願チア生配信には不参加となったが本当に1週間程度の入院で経過良好だったようで、5月25日に休養を発表したと思ったら6月11日に退院と復帰を発表し、20日のオンラインミート&グリートから復帰するという1ヶ月に満たない活動休止だった。




1.君しか勝たん

富田鈴花、髙橋未来虹、高瀬愛奈、山口陽世、松田好花、影山優佳、森本茉莉、宮田愛萌、潮紗理菜、佐々木久美
東村芽依、上村ひなの、高本彩花、齊藤京子、佐々木美玲、濱岸ひより、渡邉美穂
河田陽菜、金村美玖、加藤史帆、小坂菜緒、丹生明里

センターは加藤史帆。けやき坂46時代の「ハッピーオーラ」以来。明るくも柔らかい感じもある王道的なアイドルポップナンバー。現在のグループの勢いとサビ始まりの流れるような展開といい、全編に渡って多幸感が溢れているような良曲。個人的には今年のアイドルポップ系ではNo.1になるのではないかという勢い。「アザトカワイイ」に続いて還暦越えの策士家必死に若者言葉を取り入れようとしている感が若干漂うのは気のせいか…。
★★★★☆

2.声の足跡

髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世、濱岸ひより、東村芽依、佐々木久美、宮田愛萌、高瀬愛奈、影山優佳
齊藤京子、潮紗理菜、上村ひなの、渡邉美穂、高本彩花、松田好花、富田鈴花
加藤史帆、河田陽菜、丹生明里、佐々木美玲、金村美玖、小坂菜緒

ドラマ『声春っ!』主題歌。センターは主演の佐々木美玲と二番手の丹生明里。全員曲での丹生明里のセンターは初。ドラマは全員出演ではないが今作は全員歌唱。概ね1~3列目まで中央寄りにドラマ出演者を固め、各列サイドは未出演者が配置されている(1列目サイドの加藤、小坂、2列目サイドの齊藤、3列目サイドの髙橋、森本、久美、宮田、高瀬、影山は出演していない。また2列目サイドの富田も劇中で松田とユニットを組んでいるという説明の時に出てきただけでストーリーには登場していない)。

「青春の馬」に続く青春路線の曲だが熱く力強かった「青春の馬」とはガラッと変わったミディアム調で比較的聞かせる系のナンバー。相変わらずオジサンの青春論、若さとはこのようなものだ…みたいな歌詞になってしまうのは仕方ないにしても挫折も盛り込んでいるのは劇中での佐々木美玲演じる主人公の中盤過ぎの状況とリンクするところもあり、ドラマによく合った1曲だと思う。
★★★★☆

Type-Aのみ
3.嘆きのDelete

加藤史帆ソロ曲。けやき坂46時代の「男友達だから」に続く2曲目のソロ。カッコいい系の楽曲だがどこか2,30年前、80’s~90’sのアーティスト系アイドル感が漂っていてレトロな感じがいかにも秋元プロデュース系のパターンっぽい。パターンを担っている野中”まさ”雄一が編曲という事でのやっぱり感もある。加藤史帆の歌声の魅力は普段のへにょへにょしたしゃべり方とは打って変わって綺麗に伸びる美声にあるとも思うだけにこの曲では鋭い感じになってその良さはあまり出てこない。新たな加藤史帆のボーカルの魅力を引き出しているともいえるが、綺麗に伸びるような曲もそのうち頼む。
★★★☆☆

Type-Bのみ
3.Right?

森本茉莉、山口陽世、上村ひなの、髙橋未来虹

3期生曲。ひたすら快活な明るいアイドルナンバー。今年の春で2期生の年下組がまとめて高校を卒業したため、3期生4人のみが現役高校生という事になり(ひなのが高2で3人は高3なので来年はもう高校生ひなのだけという事に…)、若さを存分に生かした感じ。アルバムでの3期生曲「この夏をジャムにしよう」に続いてソロパート回しが多いので各自の歌声が聞けるのも聞きどころだが…MVもあまり歌っているカットが無いので誰がどの声なのかイマイチ判別がつかない…。
★★★★☆

Type-Cのみ
3.どうする?どうする?どうする?

高瀬愛奈、加藤史帆、潮紗理菜、佐々木美玲、佐々木久美、影山優佳
高本彩花、東村芽依、齊藤京子

1期生曲。東村芽依が初センター。他の曲でセンターやらソロやらやっているせいか加藤史帆と佐々木美玲を後ろに下げていて高本彩花、東村芽依、齊藤京子を前に配置するというのが機械的じゃなくて柔軟性があるなと。楽曲自体はいわゆるSMAP感的なポップさで王道感があり聞きやすい。ていうか乃木坂46(4期生)の「I see…」のウケが良かったから近い系統の曲チョイチョイ増やしてきてないか最近。
★★★☆☆

Type-Dのみ
3.世界にはThank you!が溢れている

濱岸ひより、富田鈴花、河田陽菜、丹生明里、松田好花、宮田愛萌
金村美玖、小坂菜緒、渡邉美穂

2期生曲。小坂菜緒がセンター。ここはまた違うメンバーのセンターも見たかった気がするがけやき坂46末期から日向坂46以降前作まで表題センターを連続してやっていただけにいきなり全部降ろすのも用済みみたいになってしまうのでアフターフォロー的な?

妙に派手なBGMみたいなインパクトのイントロだが歌が始まると割と普通にアップテンポなダンスナンバーとなる。イントロだけなんであんな何かが迫ってくるような感じのアレンジなんだろうか。1st2ndシングルの人(野村陽一郎)の作編曲だけあって安定感もあり、普通以上にいい曲。
★★★☆☆

通常盤のみ
3.膨大な夢に押し潰されて

髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世、濱岸ひより、東村芽依、佐々木久美、宮田愛萌、高瀬愛奈、影山優佳
齊藤京子、潮紗理菜、上村ひなの、渡邉美穂、高本彩花、松田好花、富田鈴花
加藤史帆、河田陽菜、丹生明里、佐々木美玲、金村美玖、小坂菜緒

表題曲と同じポジション。作編曲が杉山勝彦、Soma Gendaという事でみんな大好き杉山勝彦が作曲者とはいえMVも無い通常盤C/Wという事で、まあどうしても今作で最もトピックが無く、影が薄い曲になってしまうのは仕方ないか。
★★★☆☆

Blu-ray

1.君しか勝たん-MUSIC VIDEO-

ワンカット風で流れるように様々な場面が展開していく。流れが秀逸で目を離せないまま最後まで突き進んでいく。これまで同様に全員一丸となっていて出番が比較的平等な上に揃ってのダンスシーンが終盤まで無いためセンターが誰なのか最後までイマイチ判然としないが、ラストサビでは加藤がセンターとして突き進む単独シーンもあり(CM映像で使われているのもこの部分)、非常に良く出来た映像だと思う。

以下Type-Aのみ
2.声の足跡-MUSIC VIDEO-

ドラマの舞台は声優の専門学校入学(2年制)~卒業後の話なので高校卒業後だが、今作では安直に青春=高校という事で高校舞台。3期生4人以外は全員高校を卒業してしまっているんだけど案外行けるものなんだな…。けやき坂46時代からのMVの1シーンを再現したようなカットがドカドカ盛り込まれていて研究しがいのある内容にもなっている。

3.齊藤京子
死んじゃうくらい、抱きしめて。 

デート風映像+歌モノという彼女感を全面に出した内容。低音クールな一匹狼的な印象もあるが、割とこういう王道アイドルぶりっ子も好きなようで今回はそっちへ振り切った感じ。王道演じている時は確かにかわいいんだけど、冠番組では求められてないタイミングで執拗にぶりっ子続けたり、勝手に笑い出して続けられなくなったり、スタンドプレー感やKYな空気になるのが玉に瑕かな…(団体行動苦手なタイプなんだろうなと時々思う)…。

4.佐々木美玲
みーぱんの目指せ!ドッグトレーナー

愛犬が言う事聞かないのでタイトル通りドッグトレーナーの体験をする内容。どこまでもみーぱんって感じ。 

5.高瀬愛奈
ホントのワタシ。

舞台のオーディションを受けるも言おうと思っていた帰国子女アピールなどの要素を他の人にほぼ全部先に言われてしまい…というドラマモノ。この人の少し変わった魅力というのはまだ出ていない気がする。

6.金村美玖
水色、美玖色

ヘンテコな歌モノ+得意の絵も生かした内容。歌の中に番組で披露してきたネタ(お寿司かない、初ガツオ、なんで私だけいじめるんですか)がぶっこまれているのが細かい。

7.宮田愛萌
私たちの未来

親友3人組との大学生活を謳歌して卒業するまでを描いたフェイクドキュメント風+歌モノ。音痴を公言しているだけあって不安定な歌声だが一生懸命さが響く。

8.山口陽世
ぱるよの星

ラミレスに野球勝負を挑んであっさり打たれた陽世がラミちゃん(二役)の特訓を受けて再度勝負を挑むというスポ根風野球ドラマ。予告映像が大作映画風で物凄くテンション高かったので期待していたんだけど本編はけっこう締まりのない緩い会話劇、緩いストーリー展開、せっかくの投球もチャチなCG効果…と全体にユルユルだったのでちょっとガッカリしてしまった。あの予告の勢いがなければこれでも普通に面白かったんだけど惜しい。

以下Type-Bのみ
2.Right?-MUSIC VIDEO-

ひたすら王道、ひたすらみんなかわいい王道アイドルMV。前のソロやユニット曲ではシリアスな表情の方が目立っていたので、上村ひなのがここまでにこやかなのはけっこう印象的。

3.潮紗理菜
潮紗理菜の世界民族楽器の旅

民族楽器をいくつか習い、最後はオリジナル曲を演奏して歌うという内容。民族楽器の演奏者の人がクセの強い人で波長がズレていたり、自ら作詞した歌詞が謎すぎたり、ワールドが全開すぎてシュールだ。

4.影山優佳
学びの化物 影山に1日休みを与えてみた

休みを与えてみたというか、1日様々な習い事をリモートでこなしていく(そして全てそこそここなせる)という器用さが前面に出た内容。ひたすらな前向きさと貪欲さとガッツは魅力だと思うけど、茶髪にしたら急に老けたのはちょっと気になる(今作ではそこまでではない)。

5.高本彩花
夜灯

バーでいい女風というストーリーモノ。ほとんど中身が無い上に飲んでいるのもカクテルとかではなくカフェオレというお子様っぷりだが、でもたぶんこういういい女感を目指しているんだろうな。なんだかんだサマにはなる。

6.丹生明里
丹生明里のやりたいこと10個やってみた!

割とどうでもいいことに次々挑んでいくという内容。ノリはひたすらにぶちゃん。何やっててもにぶちゃんを確立していてどこまでもにぶちゃん。

7.松田好花
真夜中の松田さん

深夜ラジオにハマるハイテンションな松田さん+ハイテンションな歌モノ。休業していたとは思えないはっちゃけ&笑顔全開で楽しそうなので何より。

8.森本茉莉
MARIE IN WONDERLAND

インタビュー途中ワケの分からない事を言い出した森本茉莉に理解が及ばないディレクター女性が徐々に森本茉莉の支配する不気味な精神世界に巻き込まれていくという世にも奇妙系ホラー。クセが強すぎるホラーだけでは怖くなってしまうためか平和な歌モノ要素も。今回歌が多いな。一見歌が無さそうなのでもふいに歌がぶっこまれてくる。

以下Type-Cのみ
2.どうする?どうする?どうする? -MUSIC VIDEO-

「普通」をテーマに竹中直人演じる教授のゼミでメンバーが普通の合宿生活をするという内容。竹中直人は冒頭で演説を繰り広げるほか、1番では普通判定人として随所で登場するが2番以降は終盤まで出てこなくなる(さすがに出ずっぱりはくどすぎるからか)。終始わちゃわちゃと楽しそうでまさにひらがな時代から続く1期生メンバーの空気感といった感じ。竹中直人は『声春っ!』に出ていた縁でのゲスト出演か。

3.小坂菜緒
文学少女のふりをした彼女は、自分がスポーツ漫画オタクであることを地球上の誰にも言い出せずにいる。

長いタイトルの通りの内容だが、ペットボトルを遠くのごみ箱に投げ入れるとか、サッカーボールを壁当てして遠くのバケツの中にインさせるとか、後ろにカバンを投げてロッカーにインするとかチャレンジ企画も随所に挟みつつ、同級生男子に言い出すまでが展開するドラマ。非常にこさかならしい感じ。

4.富田鈴花
富田っ!あんた、間違ってるわ!

カッコいい路線かお笑い路線かどっちに行くべきか悩む富田にマネージャーが連れていったのは可愛オケ。カラオケの採点風に色々な事をかわいらしくやるというもので、富田のかわいいアイドル路線を全面に押し出した内容。途中で謎の歌が始まる。

5.濱岸ひより
ひよタンバリン

突如出現したタンバリンを叩くと瞬間移動、衣装チェンジなど自らを変えていく現象が発生し、それを導く外人老婆によるお悩み解決風の内容だが、これも富田同様に後半唐突に歌が始まる。

6.渡邉美穂
普通にあこがれて

ある日目覚めると夫と娘がいる知らない主婦のおばさんになっていたという世にも奇妙系。どうやら前日に日向坂46に入りたい娘と進路で揉めたらしいが…。真面目にドラマを展開しつつ、娘を励ます言葉がスラムダンク安西先生の丸パクリだったり、娘の推しメンがかとしだと聞いて激しく舌打ちしたりと笑いの要素を紛れ込ませ、オチでも魂が入れ替わった主婦側の方を見せるなど、笑いを取りに行くのも忘れない勢いが実に埼玉が生んだ怒涛の起爆剤

7.上村ひなの
明日はもうちょっとアイドル。

相変わらず不思議なワールドを築きつつも、激辛や大喜利チャレンジをするという内容。大喜利の時の帽子はやはり「元気田支店長」の時のオマージュか。後半はやはり唐突に歌が始まる。

以下Type-Dのみ
2.世界にはThank you!が溢れている-MUSIC VIDEO-

サーカスをテーマにした内容。派手な行進が始まるようなイントロから着想を得たのかイントロ部分はそのままメンバーとサーカス陣が行進しているというもの。随所にコミカルな演出もあり、華やか。

3.加藤史帆
5年間

大真面目な雰囲気モノイメージカット+音声のみの真面目インタビュー…と今回の個人PVでは異色なほどのマジな内容。他の姉妹グループ個人PVではそこまで珍しい作風ではないが、あれこれ逆にやっちまった(他の個人PVと並べると浮いちゃった)のではないか?と思うほどだが相変わらず唐突に歌が始まる。そこは合わせるのか。しかしそれだけでは終わらず長めのエンドロールを使って裏個人PV「パラパラ」が始まる。某スリルショックサスペンスなコナン君を彷彿とさせるシリアス顔パラパラをやったり、海岸の大絶景でシュールなパラパラが展開してこれまでの真面目トーンを吹き飛ばす辺りが実にかとし

4.佐々木久美
NIGHT FLIGHT

今回は唐突に歌が始まる個人PVが多いが、今作は最初から最後まで全部歌。唐突に歌が始まる系は軽めの曲やネタ曲みたいなノリが多いが今作はもう少し真面目に作り込んだ普通の歌モノで都会的な雰囲気と電子系+ラップ系で映像も歌も合わせた文字通りのPVといった感じ。

5.東村芽依
わたしはねこ

おじいちゃんが新聞読みながら居眠りしたところで猫が東村(猫耳装備)になってゆる~い猫曲を歌うというニャーニャー系。兼ねてから自称ネコだと言ったりと本人の特性を前面に出した感じ。

6.河田陽菜
かわだっち

「たまごっち」風の育成ゲームをリアルにやってみたような構成。これもやはり唐突に歌が始まる。KAWADAさんの良さは存分に引き出せていると思う。なお本名は「かわた」であり「かわだ」ではない。

7.髙橋未来虹
そういえば、あの頃

ストーリーは良く分からないが田舎の学校での青春感のある内容。バラエティ担当色が強いがここではかなりアイドル可愛く撮れていると思う。やっぱりこれも歌モノ。

今回とにかく歌モノが多かったのと、クレジットが無いメンバーもいたが大半は原案として各メンバーがクレジットされていた。乃木坂・欅坂では原案に本人がクレジットされていた事って無かったはず。原案にメンバーが関与している=メンバーの意向が強いという事なのか、乃木坂欅坂の個人PVでよく見られるクリエイターの自己満足っぽい意味不明のクリエイター系とか雰囲気系アート系が全くなく、全てアイドルらしくメンバーの個性を生かしたものになっていたのが好印象だった。作り方からして違うんだろうな。

全MV+個人PV予告編

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


*