泣き笑いのエピソード/秦基博

2020年12月21日(配信)
2021年1月25日(全曲配信)
2021年1月27日(CD)
初登場26位 売上0.7万DL
初登場17位 売上0.8万枚

B08QS6NKW2

1年2ヵ月ぶりぶりのシングル。
初回盤は「Hata Motohiro Live at F.A.D YOKOHAMA 2020」収録DVD付。

NHK朝ドラ「おちょやん」主題歌として11月からOAされ11月30日に特設サイトまで制作されていたが朝ドラサイドで制作したムービーを貼りつけるだけで何故か一向に発売を明示せず、曲が流れていてサイトもあるのに曲が入手できない状態のまま年末の歌番組に出演し続けていた(TV見て探しに来たリスナーを門前払いする機会損失の連発)。12月11日にようやく21日に配信決定と告知して5日前から配信開始まで○日!と謎のカウントダウン芸を繰り広げてしらけきったまま21日に配信解禁されると同時に1月27日にCD発売決定を告知するというサイコパスな年末であった。年明けもCD発売5日前からまたもカウントダウン芸を開始したが今度はそのカウントダウン途中の月曜日25日に今日から全曲配信開始と突如発表、しらけきったままCD発売を迎えた。

機会損失と挑発のお手本のような謎プロモーションだったんだけどどうしてこうなった…。ようやくDL開始…とDLした途端にCD発売決定の報が流れてきて目を疑った。そんなわけで配信のタイミングでは感想書かずに放置していて改めてCDレンタルしてきて感想とした。

まとめるとこんなタイムライン

11/30 特設サイトを作ったのに発売未定のままTVで歌いまくる
12/11 配信告知
12/17 配信までカウントダウン開始
12/21 配信開始と同時にCD発売を告知(先行配信だったと書き換える)
1/22 CD発売までカウントダウンを開始する
1/25 CD発売直前に今日から全曲配信と言い出す
1/27 CD発売日

機会損失と挑発行為のような販売戦略で当然のようにDL/CD共にトップ20レベル、ロングヒットもせずにランクダウンしていくという顛末となった。

1.泣き笑いのエピソード

NHK朝ドラ「おちょやん」主題歌。サウンドプロデュースはアルバム『コペルニクス』と同様のトオミヨウとの共同名義。アルバムに続いてエレキギターを使用していないがバンドサウンドではあり(ただしリズム隊がお留守になりがちなトオミヨウなのでドラム使っててもかなり軽め)、またバイオリン系のストリングスは使用せずにフルートやフレンチホルン等を駆使した優しいサウンドに仕上がっている。

朝ドラ主題歌の路線が優しく爽やかという方向性で正直各アーティスト置きに行くような無難な曲続きで膠着状態になりつつあるように感じているが、まさにそんな感じで普通以上にいい曲で朝にも合っていてとてつもなく朝ドラらしいいい曲で馴染みやすいんだけど無難と言えば無難でもう少しらしさを出してもいいんじゃないかとはどうしても思ってしまう。朝ドラに忠実すぎるというか。

いい曲なんだけど評判もパッとしないというかなんだろうか、物凄く無風な感じ。不評でないんだけど特別好評でもなく、年末にはみんな忘れていそうな…。朝ドラ見ている母もそもそも『おちょやん』自体がパッとしない印象のまま変わらず前作までとは違ってとりあえず流してるだけみたいな状態だそうで、主題歌も必然的にまあまあ馴染んではきたけど、良くも悪くも印象が無いのが印象みたいな感じのようで…。
★★★☆☆

2.LOVE LETTER(コペルニクス AT HOME)

アルバム『コペルニクス』収録曲を本来ツアーをやるはずだったメンバー(サウンドプロデュースがCopernicus tour member名義)で再録音したもの。原曲は秦基博のアコースティックギターとトオミヨウのピアノと打ち込みだけの薄味アレンジだったが、今作はこの薄味アレンジを元に打ち込みを生に差し替えたようなアレンジ。ドラムは入らずにパーカッションとなっていて、相変わらず軽いのは変わらないが4人のストリングスも入ってオリジナルよりも味気無さは軽減された。
★★★☆☆

3.アース・コレクション(コペルニクス AT HOME)

アルバム『コペルニクス』収録曲を1人多重録音アカペラでリメイク。サウンドプロデュースだけでなくAll Perfomed by 秦基博というクレジットになっている。原曲はベースとストリングスとトオミヨウによる薄味アレンジだったが、今回は薄味アレンジを元に打ち込みやベースやストリングスをなるべく声を重ねて表現しているのでなかなかインパクトがある。
★★★☆☆

4.カサナル

本人アコースティックギターとドラム、ベース、ストリングスを加えたバンド編成だが、Written,Produced&Sound Produced by 秦基博+となっていて謎に「+」が加えられているが「+」が誰を指すかは不明。ストリングスアレンジはKANとなっているのでKANも含めた演奏陣が曲やアレンジに少し手を入れているのだろうか。曲自体は最初期の「僕らをつなぐもの」から変わらないような王道バラード。
★★★☆☆

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