勝手に音楽大賞2020

昨年に引き続き、それぞれの勝手に年間ランキング募集してます。
紹介する媒体を持ってない、あちこちで公開されている他の人のが知らん作品ばかりでなんかやりにくい等気にせず自分勝手なランキングを見せ合おうぜという趣旨なので1作からでも順位になってなくてランキングになってなくても大丈夫です。当サイトが消滅するまでは2020年の記録を残しておける企画です(具体的に当サイトの消滅とは現時点で作者が更新できない状態に陥った後、サーバーの契約期限が切れて消滅する時を指します)。

というわけで今年もやってきた1年の総括音楽編。

各タイトルに当時の感想へのリンクを全部貼ってある(年末のアルバムの一部はまだ感想上がってない)。改めてだけど「シングル感想」「アルバム感想」の2020年分が対象。他所ではそもそもその人がどれだけ聞いてどれだけを対象にして選んだのかは基本語られないけど(それでもトップ100とかやる人も珍しくないのでそれ以上聞いていると思われ一体どうやって区別つけているのか想像もできない)、当サイトはこれが全てであり、実に明確だ。もしかしてこの選考対象が全部筒抜けになっているというのはBeautiful Dreamerの最大の特色だったのではないかと今更思う。しかし同時にMOMA個人の聞ける量の限界もこの程度であるというキャパの低さを晒しているとも言える。ホント次から次へと聞けないのよ…。

楽曲部門

1位 Replay/LONGMAN

ドラマ『ゆるキャン△』主題歌(ED)という事でドラマと合わせて1位。今年はこれがダントツだった。完全に曲単位という珍しい聞き方をしたのでこれ1曲しかちゃんと聞いていない。本来はアルバム収録曲の先行配信という形でリリースされていた曲でアルバムごと聞こうと思っていたんだけど試聴してみたら明らかにこの曲だけ違っていたので(そもそも他の曲はこの曲では一切歌ってない高音男性ボーカルの人が叫びまくってた)、マイブレイクの方には入らないというのも自分としては珍しかったと思う。たぶん『ゆるキャン△』視聴者世代って同世代よりも年配層が多いと思うんだけど、ドラマ版主題歌はそこに合わせていて去っていったあの頃への思いを曲に落とし込んでいたのが良かった。年齢的にもこの曲でのグッバイが本当に若い日々へのグッバイになりそう

2位 未来はみないで/THE YELLOW MONKEY

これも曲単位で単発的。そもそもに再結成後のイエモンで曲単位でこれぞというのが無かったんだけどこれだけ凄く刺さった。当時の感想でも書いたように世界が変異するまさにその前後の時期に聞いて、厳密な歌詞の意味は異なるんだけど、2020年はまさに「未来はみないで」という言葉がぴったりくる心情まま終わった

3位 抱き寄せ 高まる 君の体温と共に/WANDS

これぞWANDSが現代に蘇った1曲。柴崎浩がWANDSで作曲していた時期がそもそも短かったり、その後の提供も数多くやっていたわけではないので年齢の割に作家としての鮮度がさほど落ちていないというのも大きいのだろうか。

4位 Golden Road/MONKEY MAJIK

久々にメロウな名曲が登場。結成20年の深みを感じられる1曲。

5位 瞬きもせずに/H△G

ドラマ『ゆるキャン△』OP。これも良かったんだけど…DLして聞いてみたらえ?デモ?ってくらいオケが薄~く軽~くて、DTM世代のクリエイター系ユニットってやはりこういうところのこだわりあんまりないのかなと思ったり。ここからもっとブラッシュアップしたらあっという間に大名曲だったと思うんだけどなぁ…(少なくとも「Replay」に続く2位にしてた)

なお主題歌はドラマ版の方が印象的だったが、劇中BGMの雰囲気の良さではドラマ版よりアニメ版の方が良かった。

6位 I see…/乃木坂46

4期生曲。SMAP感で話題になって当時はいやこれ嵐の作家陣じゃねーかと思いつつ確かに残りやすい曲だなぁという感じだったんだけど、『ノギザカスキッツ』のOPやら文化放送『レコメン』の水曜田村真佑出演回とかでかかっていたので耳に入る回数が他の曲よりダントツだったのも相まって今年の乃木坂46といえばこの曲だったよねっていう感じに。いやあんだけWOW WOW WOW WOWネタにしておいてWOW WOW WOW WOWは次々々点候補送りとかなんだよって感じだけど。

7位 アナスターシャ/乃木坂46

2期生曲。ヘンテコな曲ばかりだった2期生曲で初のメロディアスな楽曲というのもいいんだけど、この曲はMVがベストオブ。2期生の歴史を組み入れた内容と結果的にどうやら佐々木琴子ラストというだけでなく2期生センターを陣取り続けた堀のラストセンター(来年の最終参加シングルはラストソロ曲)というのも含めて集大成になったのかなと。感動する。

8位 Birthday/Mr.Chidlren

今年のミスチルは特に盲目的に大絶賛しまくるファンとそれ以外のいやこれ印象に残らなくね?なリスナーの分断が進んだ印象があるんだけど(『REFLECTION』の時が1番結束していた感じで、コバチル末期も分断していたけど今作でそれ以上になったと思う)、シングルである今作と紅白でも歌う「Documentary film」がその象徴になるのかなと思う。確実に新しいミスチルだし、薄く聞こえるサウンドも確かに4人+新しいピアノと新しいストリングスが鳴ってて凄く聞きどころがある。一方でメロディーは確実にちょっと弱いし、じっくり聞かないと演奏うっす!で終わってしまう。

9位 毎日がBrand new day/乃木坂46

3期生曲。キャンプファイヤーソング的な印象があるのはMVの影響もあるかも。また久保史緒里がセンターというのも好印象を後押ししているのは否めないが、2020年に失われた光景というイメージも今作にはある。一刻も早く取り戻したい平和な感じがこの曲にあるかもしれない。

10位 Starlight Museum/水瀬いのり

12月の曲では1番希望が見えた1曲だったかも。

次点候補:
アザトカワイイ/日向坂46
真っ赤なLip/WANDS
SPEED STAR/Quarter Century

これはトップ10くらいのイメージだけどどうするかなという感じで泣く泣くトップ10ラインナップから外れた勢。

次々点候補:
そばにいるだけで/DEEN
これからの君に乾杯/SARD UNDERGROUND
風に吹かれて/福原遥
one stroke/高橋優
カイト/嵐
灯ル祈リ/コブクロ
思い出せる恋をしよう/STU48

これは割と聞き返したい感じの次点入りを最後まで悩んだ勢。

次々々点候補:
最高の1日を/WEEKEND BROTHERS
しあわせの保護色/乃木坂46
ソンナコトナイヨ/日向坂46
窓を開けなくても/日向坂46
ナゼー/日向坂46

~種~/LINDBERG
朝目が覚めたら/WEEKEND BROTHERS
Take It Easy/WEEKEND BROTHERS
失恋、ありがとう/AKB48
Heroes/藤巻亮太
KANZAI BOYA/KinKi Kids
星影のエール/GReeeeN
すぐそこにNEW DAYS/森山直太朗
Route 246/乃木坂46
誰がその鐘を鳴らすのか?/欅坂46
だってだってだって/NMB48
turn over?/Mr.Children
ココロホシゾラ/HY
Grasshopper/doa
僕だけに見える星/麻倉もも
Teenage Forever/King Gnu
三文小説/King Gnu
キミの笑顔/広末涼子
人間/SHISHAMO
間違いない世界/DEEN
Buddies/櫻坂46

とりあえず最初にざっと2020年の感想一覧を眺めた際にピックアップしていった勢。

アルバム部門

1位 FIELD OF VIEW 25th Anniversary Extra Rare Best 2020/FIELD OF VIEW

ベスト盤を年間1位にすると暗黙の禁じ手を堂々やらかサイト開設当初のNo.1アーティストだったという思い出補正、そして緊急事態宣言直下で在宅時朝にフラゲで宅配届いて即聞いたっていうアルバムは今作だけだったのも印象深く、2020年限定な出来事だったのかなと。「青い傘で」が告知なく変わってたり、別テイクの違いを探すとかいつもよりじっくりやれて、20年近く前に逃避できたのも精神衛生上あのタイミングでは良かった。

2位 PERSONALITY/高橋優

今作こそが高橋優のSTARTING OVERという期待感があった。

3位 BURN THE SECRET/WANDS

これはまだ顔見せ、始まりに過ぎないという始動作というイメージ。

4位 Touch The World/さかいゆう

トータルで耳を傾けたい上質な感じのアルバム。今作の良さを語れる語彙力は当サイトには無い。King Gnuら同業者が絶賛してて、関ジャムでも絶賛されて、プロリスナー受けも良さそうだし、専門用語並べ立ててnoteとかで長文で語りがいがあると思うんだけど、こういうのに限ってプロリスナー全然食いつかないのは不思議だ。

5位 northview/MONKEY MAJIK

さらっとした良さというのがだいぶ戻った感のある1作。ただ彼らの作品の難点はパッケージの集めがいが全く無いことで迷惑な豪華サイズにされるよりはマシだけど毎回CDパッケージが淡泊すぎる。パッケージにもう少し力を入れてほしい(訳詞すら無いし、写真も無くて歌詞とクレジット並んでるだけだし)。

6位 日本の夏からこんにちは/TUBE

安定のTUBE。だけど実はかなり久々に聞けた編曲:TUBEの王道

7位 SOUNDTRACKS/Mr.Children

新しい意欲的な1作である事は間違いないが、総合的にこれまでのアルバムと比べて越えていくかというと『HOME』『SENSE』『[(an imitation)blood orange]』よりは好きというくらい。そして全曲好きな曲順に並べていくと今作収録曲は全アルバムからいずれか最低1曲出た後の最後に出てくる事になるだろう(今作の10曲全て上記3アルバムから「箒星」「fanfare」「hypnosis」の好き度をそれぞれ越えない印象のため)いうのも個人的には確か。なおAmazonレビューを見ても時々小林武史がいればみたいな声もあるが、ブラオレ大好きなファンならともかく、今作を小林武史プロデュースで作ったしたらピアノストリングスがぐわんぐわん前に出てバンドが窓際化し、田原さんが片隅に小さく絞られるだけになると思われ、そんなドマンネリ極まるコバチルは御免である。back numberや藤巻亮太、SHISHAMOのように彼はアルバムに数曲のピンポイント起用がちょうどいい

8位 STRAY SHEEP/米津玄師

そんなに熱心に聞いているわけではないのに残ってくる強さがあった。圧倒的過ぎる売れ行きも含めて、ピークどこだったか分からない永遠のネクストブレイクのうちにピーク越えてることの多い近年のミュージシャンが滅多に到達できない高みに達した無双モードの中で生まれた絶頂期の1作。

9位 CEREMONY/King Gnu

ミスチル米津以上にたぶんどこのブロガーも上げているであろう2020年年間ランキング系推定最頻出アルバム米津玄師と同様だけどそれ以上にそもそも両極端なボーカル(裏声連発の超高音&地声低音)は苦手な領域に入ってくるし、サウンド面でも好んで聞くタイプではないのに残ってくる、圧倒されるという強さがあった。なんでこんな高い位置に選んでいるのか、相当不思議なバンドだ。

10位 深海の街/松任谷由実

ミュージシャンの高齢化が進行してきて、ミスチルも50を越えて老いという面を意識するようになってきたが、老いという面ではトップを走る大ベテラン組の中でもユーミンは正直ボーカルに顕著に老いが出ている。衰えを隠さない、それでもまだにじみでる貫禄と凄み、今できる範囲で挑み続ける挑戦心が響く1作。

次点候補:
ここにいるよ/中島みゆき
Breath of Bless/ASKA
浅岡雄也 Extra Rare Best/浅岡雄也
なにが心にあればいい?/熊木杏里
CAMP/doa
ひなたざか/日向坂46
木梨ミュージック コネクション/木梨憲武
木梨ミュージック コネクション2/木梨憲武
ZARD tributeⅡ/SARD UNDERGROUND
ジャパニーズ・シングル・コレクション-グレイテスト・ヒッツ-/Wham!

アルバム文化が徐々に廃れつつある中、やはりちょっと元気が無い感じはある。流行りも曲単位が凄く強くなってきてアルバムはますます肩身が狭い。

マイブレイク部門

1位 WANDS
2位 WEEKEND BROTHERS
3位 福原遥
4位 Quarter Century
5位 SARD UNDERGROUND

復活したWANDSは鉄板。

WEEKEND BROTHERSは事実上Shiggy Jr.からボーカル池田が脱退した状態で残った男性メンバー3人で結成した新バンド。幸先良く3ヵ月連続配信シングルを出して当初ここから色々考えていたようだが、新コロ騒動で完全に沈黙してしまった。後半にはまた配信で曲を出すくらいはあると思っていたが、まさか途絶えたまま2020年終わってしまうとは相当厳しい状況になってしまったのだろうか。ライブも出来ない(どれだけファンが残ってるか分からないので集客が全く読めない)、DL&ストリーミングは雀の涙となればもう本当にバンド名通りに週末ミュージシャンで平日に本業見つけないと生活費が生まれなそうだし…。また先に出た3曲も含めて本当に普通のなんでもない平和な日常を彩るようなところにコンセプトがあったと思うので普通の日常が一瞬で破壊された現状ではどうしようもないところもある。ポップセンスは抜群なのに、音楽以外のとことでShiggy Jr.時代から活動途中で事務所&レコード会社移動挟んで停滞したり、なんだか運が無いよなぁ…。

福原遥『ゆるキャン△』バブル。1番良かったのは去年の1stシングルで、2ndは斬新すぎて意味が分からなかったんだけど3rdは普遍バラードで良かったという感じ。

Quarter Centuryは元晴晴”のギター寺田とLINDBERGドラム小柳の25歳差ユニットとして7月にデビュー…したがそれ以上の活動は一切無し。寺田が社長プロデュース作詞作曲編曲から何から全部自分でやっててドラムは猛烈なラブコールを受けて呼ばれてドラム叩いただけみたいな制作体制っぽいので、あまり化学反応が感じられなかったのと、あまり売れた感じでもないので(一時USENやラジオでパワープッシュされてはいたが)最悪これっきりになるかもしれない。

SARD UNDERGROUNDは昨年の段階ではむしろ逆ブレイクくらいの勢いでガッカリしていたが、ヤバかった点がほぼ全て改善されて劇的に良くなったのでその差分でこの位置に。

という事で全然違っててもベスト盤1位でも少なくても何の問題も無いのでそれぞれの勝手に年間ランキング投稿お待ちしております。

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