これからの君に乾杯/SARD UNDERGROUND

2020年6月3日
初回盤A、通常盤
初登場6位 売上0.7万枚

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4ヵ月ぶり2作目。今回も坂井泉水の遺した未発表詞に新たにメロディーをつけた新曲+ZARDカバーという構成。
初回盤と通常盤でC/WのZARDカバーが異なる。
また初回盤AはDVD付、Bはフォトブック付。

共通して坂井泉水直筆歌詞、“これからの君に乾杯”エールMovie ダウンロードシリアル封入。エールMovieは全員+4人個別の5種あり、シリアル1つで1種のみDL可能。

合計3種発売だが、A,Bのいずれかと通常盤の2種を買えば曲自体は揃う。
また配信では3曲セット1種のみとなっていてカラオケは未配信




1.これからの君に乾杯

前作に続いて坂井泉水の未発表詞で作曲は川島だりあ/Chris、編曲はおなじみ長鶴コンビ。川島だりあは90年代に何曲か提供していてFEEL SO BADボーカルでもあるが、Chrisというのは2016年にFEEL SO BADに加入したメンバーのようだ。

実際に応援歌のような曲はさほど多くないが、「負けないで」が筆頭代表曲になっていて同じミリオンに「マイフレンド」もあるのでなんとなくZARD=さわやか応援歌の人という一般イメージが強くなっているように思う。今作はそんな「負けないで」イメージの応援歌+「Don’t you see!」のようなメロディーとアレンジ+「マイフレンド」のようなアレンジ…というZARD過去のヒット曲を合体させまくった超合体ロボみたいなナンバー。とりあえず1番強いのが「Don’t you see!」感だが、これは長戸大幸が川島だりあに過去のヒット曲のイメージで作れと依頼してこうなったのか、長鶴コンビの編曲で思いっきり寄せていったのかは分からないが、いずれにしても長戸プロデューサーは相当そこんとこ意識して作ったなという感じはする。これで似ているのは偶然で新曲のつもりで作ったなんて言うのであればそれはそれでおかしいレベル。そしてサビ頭はZONEの「太陽のKiss」の方がさらに近い。そっちはむしろ偶然か。メンバーや他の制作陣というよりも70代になって恐らくプロデューサーとしてのキャリアも終盤が見えてくる中で長戸さんのZARDへの消えない思いというか、執着というかなんかそういうのが滲み出ているような…。

未発表詞に関しては前作同様に直筆歌詞も封入されているが、やはり前作同様に完成されていたものなのか、近くに箇条書きになっていたフレーズを寄せ集めてある程度流れが合うように整えた(「長戸が書き換えた」は得意技)のかは不明。「負けないで」「マイフレンド」と系統的には同じ特定のあなたへの応援歌みたいになっているけど、なんだか既存のZARDイメージよりもちょっとアイドルっぽいというかかわいらしい感じが漂っているような主人公像だな。

とりあえず超合体ロボみたいな曲ではあるけど、爽やかで明るいアップテンポで個人的に最大のネックだったアレンジの軽さもかなり軽減され、普通以上にいい曲。少なくともここまで発表されたSARD UNDERGROUNDの曲の中では(カバー含めて)今作がダントツで1番いいと思う。
★★★★☆

初回盤A,Bのみ
2.かけがえのないもの

04年38thシングルのカバー。結果的に唯一になったツアーをやっていたタイミングでリリースされた曲で淡々としながらも熱量の高い歌い上げっぷりにいつにない熱さを感じられる楽曲だった。ただ当時のZARDはGIZAサウンド真っ只中で薄味で軽めのアレンジが主流で、この曲でとりあえずシンプルにバンドサウンドっぽいアレンジを小林哲が仕上げていたものの、90年代のアレンジからするとかなり物足りない軽いものではあった。

と、原曲のアレンジが軽めだったので軽さに定評がある長鶴コンビのアレンジが奇跡的にマッチしていて、原曲イメージを壊さず、しかし原曲アレンジよりはSARD流に合わせてきているというか、思っていた以上にいい感じの仕上がり。ボーカルの熱量でオリジナルに及ばないものの、カバーとして非常に良い。
★★★★☆

通常盤のみ
2.サヨナラは今もこの胸に居ます

95年16thシングルのカバー。これも当時にしては地味で落ち着いたアレンジの曲だったので、軽さに定評長鶴コンビのアレンジがこれまたマッチ。むしろ原曲が古い分だけ、さらに現代風にブラッシュアップされた感じで正直初めてオリジナルを越えたんじゃないかという好印象。まあこれに関してはオリジナルが元々好きな曲ではない(全シングル並べたらたぶん1番最後を争うかもしれない)というのもあったけど、せっかくカバーするならこうあってほしいという期待に応えてくれた1曲。ていうか前作の1stSgカバーから明らかに『ZARD Tribute』の不評、チープアレンジを修正しまくってないか。あのアルバムで多用していた力のない打ち込みドラムとかファミコンみたいなチープな音色とかもうすっかり排除されているじゃないか。
★★★☆☆

初回盤A DVD

1.「これからの君に乾杯」Music Video

スタジオの演奏シーン+海岸ロケという構成。先に発売されたWANDSのMVはソシャデっていたが、こっちは相当前(緊急事態前じゃないと無理だろうから3月中?)にバッチリ撮影終っていたという事か。

正直音源だけ聞いているとボーカル以外のメンバーの印象は皆無なんだけど、映像で見るとなんとなくバンドしているし、楽しそうだし、美人4人揃ってて華やかではあるなぁと思う。ドラムも入れて5人編成にすればよかったのにねぇ…。

2.Making of 「これからの君に乾杯」

実質ほぼ初めてとなる歌っている以外のメンバーの姿が垣間見えるメイキング映像。まあ淡々と指示通りにこなしているだけだし、ちょっと出てくるインタビューでもあの曲をカバーしたいとかそういう話はメンバー間ではしていても決定権はメンバーに全く無い事が伺え、グループとしては完全に言われるがままスタイルでアイドル以上にアイドルっぽい感じは否めないところもある。

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